« まちあるき | トップページ | 昨日のつづき »

2010年10月13日 (水)

笑顔の力

昨日の夕食。

Dscf7341

唐揚げ。たっぷりの油を使わなくても作れる、というあの粉を試してみました♪さくさくでおいしかった!

Dscf7342

夕方。夕焼けを見ると、秋だなあって思う。

前にここで紹介した、ほぼ日刊イトイ新聞のジョニー・ウィアーさんのお話。私、このお話でかなり感動して「これこそが私の言いたかったことなんだ」とまで書いていたんだけど、昨日気づいてしまったのだ。

私、ジョニー・ウィアーさんの言いたいことも糸井さんのお話もまったく理解していなかった。何にも分かっていないくせに、勝手に感動していたのだ。

ジョニーは、「やせ我慢しろ」なんて言ってない。本当は泣きたくて仕方ないのにぐっとこらえて笑うことに価値があるなんて、そんなこと言ってない。辛いのに気持ちを前向きに、ということじゃない。そうじゃなくて、「笑顔の力」は、まず笑顔になることでしか生まれない、ということなんだ。
私が笑顔になると、笑顔になったことで自分の気持ちが明るくなる。周りを幸せな気持ちにもできる。気持ちが明るいから笑顔が出るのではなく、まず笑顔になる方が先。でも、自分が泣きたい気持ちのときには、その「笑顔の力」を信じられなくなってしまう。笑顔になることで何かが変わる、と思えなくなってしまう。信じられなくなると、気持ちはますます落ち込む。
でも、だから、そんなときこそまず笑いなさい、ということなんだ。

うーん。うまく言葉にできているのかな。そして、今とりあえず分かったような気になっているけれど、このことが本当に腑に落ちて、ジョニー・ウィアーさんのように周りを幸せにする笑顔ができるようになるのは、もっとずっと先のことなんだろう。

誰かの話やある出来事って、本当は「これが唯一の客観的事実」なんてないんだろう。自分の先入観や知識、つまり器に収まる内容のことしか、自分は「事実」とは考えられない。今、勘違いしていた自分がとても恥ずかしいけれど、それが分かっただけでもよかったのかもしれない。そして、遅くなったけれど、気づけてよかった、とも思った。

« まちあるき | トップページ | 昨日のつづき »

たまには真面目な話」カテゴリの記事

コメント

くまぼぼさん、こんばんは。
唐揚げの粉は使ったことがないのですが、天ぷらは市販のミックス粉が失敗ないので愛用しています。
知らなかったので、今度スーパーで見てみますね。

今日の文章を読んでいてちょっとだけ感じたのですが、先生(ほんよみをされている翻訳の)に文章の雰囲気が似ているところがあるなと思いました。

なんだか生意気な意見でごめんなさい

blaublumeさん、こんばんは♪
私揚げ物ってほとんど家で作ったことがなかったんです。市販のミックス粉…φ(・ω・ )メモメモ
私もチャレンジしてみます。

ええっ、ええっ!!(゚ロ゚屮)屮
せ、先生にですか!?なんてもったいないお言葉…。先生に叱られちゃわないかしら(´Д`;≡;´Д`)
先生の文章をたくさん読んできたので、影響を受けているのかもしれません。でも、うう嬉しいです~!生きててよかった(笑)ありがとうございます!

くまぼぼさん、こんばんは。
先日来、実はわたしも、泣きたい気持ちと笑顔の関係について、ずっと考えていました。そうですよね、笑顔にはそういう力があるんですよね。

くまぼぼさんがおっしゃってることの大切さが、より一層わかったような気がします。

と同時に、
「泣くことも必要なんじゃない?」と思った自分の気持ちについても、少し整理がすすんだ気がします。たぶん、矛盾していないんだと思う。

なんとなくですが、
突然おとずれる耐え難い悲しみ、急性の悲しみには、涙が力をくれる気がします。
うずくような慢性の悲しみには、笑顔が力をくれる気がします。

だから、泣くべきときには(許される場所で)しっかり泣くことも必要だけど、いつまでも泣いていてはいけないんだな、と。
涙に力をもらったあとは、気持ちより先に、笑顔でひっぱっていかなくてはいけないんだな、と。

泣く、笑うというのは、どちらも人間に備わった特別な力だと思うので、その力を忘れないようにして、自分のためにも他人のためにもきちんと使える人になりたいなぁ、と。

そんなことを思いながら、ブログを拝見したり、ここ最近の身近な出来事を思い返したりしておりました。

他人様のブログに長~いコメント。。。ごめんなさい。
Thanks a lot!

ぼぼぼさん、こんばんは。

なるほど。とてもよく分かります。その通りだと思います。

私、本当はかなり泣き虫で、普段から悲しいことや辛いことですぐ泣きます。そんな自分を駄目だなあとも思っていましたが、実際、泣いても仕方なかったときもありますが、「いい涙」というか、あのとき泣いたことで自分の気持ちがいい方向に変わり始めた、っていうこともあるんですよね。

どちらもきっと体の声。頭で変に管理しようとするんじゃなくて、体の発するサインに気づいてあげることができれば、自分にとっては幸せなのかな、と思いました^^

こちらこそ、ありがとうございます!!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笑顔の力:

« まちあるき | トップページ | 昨日のつづき »