【本棚から一冊】ぼくは小さくて白い
ずっと気になっていた近所のカフェに初めて潜入。「チョコレートカフェ クオレ」。倉庫を改造したお店は、イタリアの町並みをイメージしているらしい。「クオレ」は、「心」っていう意味なんだって。素敵。
素敵な呼び鈴。
ショコラショーという商品を注文してみた。
チョコをホットミルクに好きな量注ぐのだ。
完成。
思っていた以上に雰囲気のいい、素敵なお店。ショコラショーで、心からあたたまった。
お店のケーキもすべてチョコレート。めちゃめちゃおいしそうだった…。今は食べられないけれど、機会があればぜひいただきたいです。
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昨日書いた、「木の強さ」という言葉からの連想で。
和田裕美のわくわく絵本 ぼくは小さくて白い
作:和田裕美 絵:ミウラナオコ
朝日新聞出版
くまぼぼブログでも頻繁に紹介させていただいている和田裕美さんが初めて書いた絵本。実は、おととし和田裕美さんの「わくわく伝染ツアー」を観に行ったときに、和田さんがこの本を朗読されたのだ。もう、わたくし号泣。その後すぐに本を購入して、何度も何度も読み返している。
物語は、小さくて白いペンギンが、ひとりぼっちで歩いているところから始まる。
「ぼくはさみしいよ…」
「どうしてぼくは灰色の部分も黒い部分もなくて真っ白なのかな?」
そのとき、夢の中にお母さんがあらわれて、ペンギンに話しかける。
辛いことがあったとき、物事自体は変えられない。でも、受け止める自分の考え方なら変えることができる。そう教えてくれる絵本だ。
「でも、ぼくはいま、たったひとりでさみしいよ」
「さびしいのは、ほかの人のさびしさを学ぶためなの」
「ぼくはいま、とっても悲しいよ」
「悲しいのは、あなたにあたたかい心があるからなの」
「お母さん……きょう海でくじらを見たよ。ぼくもくじらみたいに大きくなりたいな」
「あなたはね、くじらのように大きな体にはなれないの。でもね、勇気をもてばくじらより大きな心になれるのよ」
そしてお母さんは、ペンギンに「夢に出会いなさい」と伝える。
「最初に勇気に出会うから一緒に歩いていきなさい。きっと夢に出会えるから。
風も吹くし、嵐もくる。でも、風はあなたに強さを教えて、嵐はあなたに命を教える。
あたたかい太陽に感謝を学び、おいしいお魚に喜びを学ぶ。そして転んだら起き上がることを学びなさい。
そうやって前に進んだら必ず夢に出会うから…」
お母さんは、ペンギンを物理的に守ってくれるわけではない。ただ、これからの未来を生きていけるように、道を見せてくれるのだ。
傷ついたり、立ち直れなくなったり。私たちは自分以外のことから影響を受けずにはいられない。どんなに聖人君子になれたとしても、まったく周りの言葉に傷つかないなんてことはないんじゃないかと思う。
それでも、風や嵐は私たちに乗り越える力を与えてくれている、と思えるようになりたい。そして出会えた夢に心から感謝したい。
いつも、たくさんの周りの人たちに支えられて、影響を受けて、成長させていただいていること、本当に感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。
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それでは皆様、明日もよい一日を!
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