3月の星空 (3)
お久しぶりでございます。今日もへっぽこプラネタリウムの時間がやってまいりました。
(名古屋市科学館のプラネタリウムはどうやらご機嫌ななめらしく、なかなかうまく動いていない模様。どっちにしても今月は行けそうにないのだけれど。来月必ず行くっ。あ、どなたかご一緒にいかがですか?)
さて、いつの間にか冬の星座は西の空に傾き始めました。空気はまだ冷たいですが、夜空には春の登場人物が目立ち始めました。今日は、そのうちもっとも有名な星座から紹介しようと思います。
まずは、20時ごろ、南東の空を見上げてみてください。一つ明るい星が見えると思います。しし座のレグルスです。
レグルス(1等星)から東(向かって左側)に向かって、クエスチョンマークを裏返しにした形に星が並んでいるのが見えますでしょうか?(「?」の「.」がレグルスで、その上に右ではなく左側に膨らんだ半円を作ります) この部分が、ししの頭から前足です。この星の並びは、ヨーロッパで使われる草刈鎌に形が似ていることから、「獅子の大鎌」とも呼ばれています。
「獅子の大鎌」から下に向かって横長の台形と、さらにその下に三角形が続きます。この部分がししの胴体としっぽです。しっぽの先の星はデネボラ(2等星)。こちらも有名な星なので、聞いたことある方もいらっしゃるかも。
全体的に形が整った分かりやすい形をしているので、見つけやすい星座です。
しし座は、黄道12星座のひとつです。星占いでいうと、7/23~8/22生まれ。星占いでいう星座と実際に見える時期は、ちょうど半年くらい離れているのが普通です。というのも、星占いでは該当する星座の位置を太陽が通るときを基準にしているからです。星座の位置を太陽が通るということは、その時は昼間。当然見えないわけですね(本当はいわゆる星座と星占いで使われる「黄道12宮」の位置は少しずれているので、厳密に半年離れているわけではないのですが)。
ギリシア神話では、しし座は獰猛な人喰いライオンの姿です。勇者ヘラクレスが倒しに行くのですがなかなか勝負がつかず、3日3晩の死闘の末、ついに退治されたのだとか。
続いても、黄道12星座から。今ですと、夜の10時ごろに東の空を見上げると、白く輝く星が昇ってきています。おとめ座のスピカです。
スピカ(1等星)がとにかく明るく目立つ星座です。ただ、面積は広いのですが、スピカ以外の星は暗く、全体の形を作るのはちょっと難しいかもしれません。スピカから上に向かって「Y」の字を描く形です。
ギリシア神話では、農業の女神デメテルだと言われています。
デメテルにはペルセフォーネという娘がいましたが、ある日冥界のハデスに連れ去られてしまいます。デメテルは娘を失ったことをひどく悲しんで、洞穴に閉じこもります。農業の女神が閉じこもったため、世界は真っ暗で寒いものになり、農作物も取れなくなってしまいました。この様子を見かねた大神ゼウスはハデスと交渉し、ペルセフォーネは無事にデメテルのもとに戻ってきます。ただし、ハデスはペルセフォーネを返す前にザクロを4粒食べさせていました。ザクロを食べた者は、その期間だけ冥界にいなければならないのです。ペルセフォーネの場合は4か月。それ以来、1年のうち4か月母娘は離れ離れになり、その期間だけデメテルは洞穴に閉じこもるようになりました。これが冬なんですって。
ちなみに、星占いでいうと、おとめ座は8月23日から9月22日生まれです。
本当はおとめ座を紹介するならセットで紹介しなければならない星座があるのですが、力尽きました…。こちらはまた次回。
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いい天気。桜のつぼみが遠目にも膨らんでいる。
もう少し、がんばれがんばれ!
近所のスーパーに、木曽奈良井宿民芸会館つちやが出店していた。
こ、これは…!黙っていられない。言わせていただきます。ごほん。
いちごミルク大福いちえっっっ!!(力入りすぎ)
春色の花束も購入。
色とりどりの世界に心が弾む。
昨日よりも今日、今日よりも明日、楽しい、幸せな気持ちはますます膨らむ。きっと。
明日もいい一日になりますように!
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