できること ※追記しました
引き続き、心配な状況です。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ツイッターのおかげで、私では到底知りえなかった情報や知識をたくさん得られています。また、大切な人たちの消息を知ることができたのも、ツイッターはじめネットのおかげです。
「分からない」という状態が一番不安になります。もちろん無用に不安にさせる情報には注意しなければいけませんが、過去の災害に比べれば「情報難民」が少ないことも、今の日本人の驚異的な冷静さの一因かもしれない、なんて考えています。少なくとも私は、ネットの情報でかなり安心することができました。
現地に駆け付けることのできない(しちゃいけない)私でもできることを、いろいろ考えました。初歩的なことばかりですが、ここにまとめます。
1.募金、義援金
→私でもできて、かつ現地が必要としているのは何よりもこれだと思います。ただし義援金詐欺の話もあり不安もあるので、くれぐれも慌てず(私は慌ててYahoo募金してしまいましたが…)。預け先としては日本赤十字社がいいようですが、3月13日現在は受付を開始していません。
また、今日ツイッターで糸井重里さんが発信されていたことの受け売りですが、これから復旧に向かうにつれて莫大な金額が必要になります。募金金額については「気持ち」の部分が大きいのはもちろんですが、実際問題個人が小銭を集めたところで役に立てることはそれほどありません。寄付金額の目安として「自分を3日雇える金額」を考えるといい、とのことでした。
個人的には、できればこれを継続的に実行したいと考えています。
なお、物資については道路をふさいでしまう、現地での仕分けが大変などの問題があるため、避けた方がいいようです。
2.献血
→こちらもぜひ行いたいことです。ただ、献血も「物資」の一つ、しかも「生もの」なので要注意。今はどうしても献血に行く人が殺到しますが、今集められても数週間で消費期限が切れて廃棄処分になってしまいます。献血は最短でも4週間間隔をあけなければいけないため、数週間後に血が足りなくなる、ということがあるようです。
私は時期をずらして、今月後半に献血に行こうと思っています。
【追記】
昨日書き忘れていました…。今回、経験のない方も献血を考えていらっしゃるかもしれないので、補足させてください。
献血は、する側の体調・服薬状況によって新たな感染のリスクがあります。このようなリスクを防ぐため、献血会場では事前に「問診票」への記入が必要です。下記に該当する方は献血に出かけても断られる可能性があります。
・3日以内に注射、服薬している(風邪薬も)
・過去1年で予防接種を受けている
・1980~1996年の間にイギリスに滞在している
(その他はこちらの問診票をご確認ください)
さらに、血圧検査、血液検査もあり、この段階で異常が見つかると献血することはできません(私はよく「血圧が低すぎる」という理由で断られていました…)。こちらは感染のリスクだけではなく、献血者の健康に配慮するという理由もあります。
せっかく出かけたのに、問診の段階で断られてしまうこともあるので、ご注意ください。自分でできる対策としては、献血に出かける数日前からは注射・服薬を控えること、体調が悪いと感じたら行かないことでしょうか。
3.節電
→今のところ、私の中部電力では節電の要請はありませんが、今のうちから節電しておこうと思います。無駄な電気は消す、待機電力に注意程度のことですが。
4.力をたくわえる
→「1」で書いた「自分を3日雇える金額」を計算して、その少なさに悲しさを通り越して怒りさえこみ上げてきました。こんなときに自分はなんて無力なのか。誰かを助けようと思っても、自分にその余裕がなければ不可能(経済力、体力、精神力すべての話です)なんだ。
今は自分にできる(しかも必要とされている)ことをすべてしたうえで、本当に自分の力を必要とされるときに備えてすべての力をたくわえないといけない。具体的には、もっと仕事をがんばって節約するとか、無駄に風邪を引いて医者にかからない(もしかするとそのせいで現地に行ける医者が一人減るかもしれないから)とかそういう小さなことだけど。
人に手をさしのべられる自分にならなくちゃ。
小さなことばかりだけど、とにかく焦らず、まずは自分にできることをやっていきます。
そして最後に、「祈る」こと。
祈りの力はきっと馬鹿にならないって信じています。
気づいたら上弦。
月や星は今日も変わらない。
どうか現地の方々を守ってください。
これ以上被害が広がらないよう、どうか守ってください。
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