4月の星空 (1)
皆様こんばんは。今日から「4月の星空」として、いつものプラネタリウム風解説をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず今日は、4月の主な天文イベントをご紹介します。
3日(日) 新月
※今日ですね。夕方の空に月が見え始めるのは6日ごろ、楽しみです。
4日(月) 土星が衝
※「衝」は、地球を挟んで太陽と土星が反対側にあるとき、つまり一番見やすい時です。今の時期、20時ごろには東の空で春の星座に紛れて明るい土星が見えます。土星は、先週ご紹介したおとめ座のスピカのすぐ近くにいます。スピカは1等星、土星は0.4等星。土星の方が少し明るいです。また、スピカは青白い色をしていますが、土星は黄色っぽい色で鈍い輝きを放っているので、そこでも区別できるかも。
11日(月) 上弦
※左側が欠けた半月が、夜中の12時ごろまで見られます。
18日(月) 満月
※18時ごろから明け方4時ごろまで見られます。…と毎月書いているのですが、太陽の昇っている時間帯が変わってきて、18時はもうすっかり明るいですね。嬉しいです。
23日(土) この頃4月こと座流星群が極大
※極大(一番多く流れ星が流れるとき)は23日午前2時ごろ。一時間に10個程度の流れ星が流れるそうです。ただ、この頃は月がかなり明るいので、あまり見られないみたい…残念。この流れ星は「こと座流星群」というくらいなので、こと座の方角から流れてくるように見えます。こと座は夏を代表する星座のひとつ。夜中の2時には、もう夏の星座が昇り始めているんですね。
25日(月) 下弦
※右側が欠けた月が、夜中の2時ごろから昇ってきます。
最後に惑星ですが、今見ることができるのは先ほど紹介した土星と金星だけです。金星は、夜明け前の南東低い空で明るく輝いています。だいぶ位置は低くなってきましたが、明るいのですぐに見つけられると思います。そして土星はこれからしばらく見頃です。春の星座と一緒に楽しみたいですね。
それでは、来週からはまた春の星座の話を続けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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明日もいい一日になりますように!
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