月のなまえ(4)
さて、十四日月からずいぶん放置していましたが、ついにいきます!
陰暦十五日(月齢14) (月齢13.7)
満月です!
まずは暦上の呼び方から。
- 十五夜→陰暦の毎月十五日の夜のことですが、特に八月十五日の夜を指すこともあります。
- 三五(さんご)→3×5=15、から来ています。十五夜の別名です。特に陰暦八月十五日の夜を三五夜(さんごや)、その月を三五の月(さんごのつき)といいます。
- 中秋(ちゅうしゅう)→陰暦八月十五日のこと。陰暦の秋は七、八、九月なので、その真ん中の八月を「中秋」と呼ぶわけです。仲秋とも書きます。
(月齢14.0)
月が真ん丸な状態(つまり太陽、地球、月の順番で直線に並んでいるとき)を指す言葉は…
- 満月
- 望(ぼう)
- 望月(もちづき)
- 天満月(あまみつつき)
(月齢14.3)
満月前後のことを月の頃といいます。
月の頃はやっぱり綺麗な月。というわけで、古来人々が集まって月を鑑賞しました。そのことを月見、または観月(かんげつ)といいます。特に陰暦八月十五日と九月十三日の月を見ることをいい、すすきの穂、団子、稲の初穂、芋、栗、豆などを備えることもあります。
その他、こんな言葉もあります。
- 月天心(つきてんしん)→冬の満月のことです。冬の満月は頭の真上付近を通り、まるで天の中心を通っているよう(そう、季節によって月や太陽が通るところは違うんですね)に見えるので、この名が付きました。
※一青窈の「月天心」という曲、大好きです♪ - 名月、明月→清く澄んだ月のこと。満月だけを指すわけではありませんが、「名月」と聞くとやっぱり満月を思い浮かべてしまいます。
ちなみに、英語にはBlue moon(ブルームーン)という言葉があります。これは、ひと月に2回満月がやってくること(新暦ならではですね)。ここから、滅多にないことを表す言葉になったそうです。
今月の満月は、珍しく15日。15日の十五夜を楽しみたいですね。
それでは、明日も幸せである様に!
ブルームーンってそういう由来なんだ~、やっぱり月にまつわることって素敵だな。
投稿: すいこう | 2011年7月10日 (日) 08時51分
うん、本当に素敵です。
「月天心」なんて奇跡のような言葉だと思います^^♪
投稿: くまぼぼ | 2011年7月10日 (日) 13時24分