9月の星空(2)
こんばんは。
昨日にわかに焦り始めたため、今日は久しぶりの更新です。
「9月の」、というにはだいぶ怪しい星座ですが、今日は2つご紹介いたします。
今の時期には、夜7時ごろに西の空低いところで見ることができます(ぎりぎりすぎる)。
へび座とへびつかい座です。
(さっそく昨日のアプリ画面をキャプチャしようと思ったら、星座が大きすぎてINFOBARの画面に入りきらなかった…しょんぼり)
夜7時ごろ、南西の空低いところを探してみてください。明るい赤い星が見つかるでしょうか?さそり座のアンタレスです。7月に紹介したときには、夜9時頃でも南東の空に見えていた星座ですが、今はもうこんなに移動しています。
アンタレスのすぐ上に、暗めの星で五角形が描けるでしょうか?上がとがっている五角形です。これが、へびつかい座です。頂上の星が一番明るくて2等星。全体的に暗い星ではありますが、頂上の星が見つかれば意外と見つけやすい星座です。
そして、その五角形の底辺を通るように、左右に大きな半円をつなぎます。これが、へびつかいが持つへび、へび座です。西に向かって右側が頭、左側が尾をかたどっています。
この二つを合わせると、全天で一番大きいうみへび座よりも大きいんですよ(へびつかい座単体では、全天で11番目の大きさ)。
私が高校生くらいのころだったと思うのですが、「13星座占い」というのが流行ったことがありました。これは、黄道12星座にこのへびつかい座を加えて13種類の性格から判断する、というもの。
この説には占星術の世界でも賛否両論あるようなのですが、そもそもなぜこんな説が生まれたのかというと、太陽の通り道である黄道上から見ると、てんびん座とさそり座の間にへびつかい座が位置しているためです。単に星を見るとそうでもないように見えるのですが、実は現代では星座と星座の間には厳密に境界線が引かれており、空のすべての場所が何らかの星座の場所ということになっています。このように見たとき、へびつかい座は黄道をまたぐように設定されているんですね。ちなみに、この「境界線」が現在の形に統一されたのは1930年。それまでは人によって境界線の位置はかなりばらついていました。
それでは、神話です。
ギリシア神話によると、このへびつかいはアポロンの息子である名医アスクレーピオスだと言われています。彼はへびの毒を薬に変えて使用して、死んだ人を生き返らせることができました。しかし、定められた人間の運命を勝手に変えた罪により、彼は大神ゼウスに殺されてしまいます。一方でゼウスは、アスクレーピオスの医者としての偉業は認めていたため、彼を星座に加えたのだそうです。
今日はここまで。
次回もよろしくお願いいたします。
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明日も幸せである様に♪
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