10月の星空(2)
皆さんこんばんは。
だんだんタイトルが怪しくなってきていますが、今日も星座紹介をして行こうと思います。
今日は、黄道12星座を2つ紹介します。
まずは、いて座です。
夏の星座なのでかなりぎりぎりなのですが、夜7時頃に南西の空低いところを探してみてください。
6つの星が、ひしゃくかスプーンのような形に並んでいるのが見つかるでしょうか?これがいて座の目印で、「南斗六星」と呼ばれています。北の空の「北斗七星」(おおぐま座)と対応している、中国の名前です。ちなみに、ヨーロッパでは、ミルキーウェイ(天の川)をすくうスプーンということで、「ミルク・ディッパー」、日本では和船の舵に見立てて「南の舵星」と呼ばれています。
南斗六星を探すのはわりと簡単ですが、それ以外の星は見つけにくいです。
こんな姿をしています。サソリに向かって弓を引き絞る怪人ケイローンの姿です。(さそり座危ないっ!)ケイローンは頭がよく、武勇にも秀でていたので、アポロン、アルテミスの両神は、音楽、医学、予言、狩りなどの力を彼に授けました。その後、ケイローンは先生となり、ヘラクレス(ヘルクレス座)やアスクレーピオス(へびつかい座)などのたくさんの英雄を教えたそうです。
もっとも古くから存在する星座のひとつで、古代バビロニアの境界石にも、弓を引き絞る姿が描かれています。
二つ目は、やぎ座です。こちらは、今の時期夜8時ごろに真南から少しだけ西側の低いところにいます。
南の空高いところに、大きな平行四辺形を見つけます。これは秋の大四辺形、ペガスス座です(まだ追いついていませんが…)。そこから真下にずーっと降りていくと、低いところに明るい星が見えます。こちらはみなみのうお座のフォーマルハウトです(これもまだ紹介できていません。ひーん)。この星と、先ほど紹介した南斗六星を結んで、その真ん中あたりにあるのがやぎ座です。
暗い星ばかりで見つけにくいですが、大きな逆三角形を作っています。
こんな姿です。下半身が魚という不思議な姿をしていますね。
ギリシア神話によると、羊飼いの神パーンが怪物に襲われた際、慌てふためいて変身して逃げようとしたところ、こんなことになってしまったそうです。この神様、他人とは思えません。。あまりに面白い姿なので、ほかの神様が喜んで星座にしてしまったんですって…ああ、他人事とは思えない。
とはいえ、これはギリシア神話のおはなし。やぎ座自体は古代バビロニア時代からありました。太陽は冬至の時期に一番南に下がり、その後夏至に向けて北上していきます。その折り返す地点(冬至点といいます)がこの星座のあたり(正確には黄道12宮のやぎの場所なので、星座の位置とは若干ずれます)にありました。そのため、太陽の動きが岩山を登る山羊を連想させたのです。さらに、この時期はバビロニアの雨季で、ユーフラテス川が氾濫する季節だったため、山羊と魚がくっついた姿になったのだとか。
黄道12星座はかなり古くからあるので、その歴史をたどっていくのも面白いです。
次回もよろしくお願いします!
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明日も幸せである様に♪
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