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2011年10月30日 (日)

こんくるーじょん

Dscf2253

2日連続のおはしガスト。
(あれ…なんか写真、ななめ…??)

ガストのあとは、お風呂屋さんへ。
そこでちょっと感じたことがあったので、長くなるけれどまとめようと思います。

日曜日のお風呂屋さんは、大変なにぎわい。
おばちゃんやおばあさまやママや小さい子の隙間をぬって、私は湯船に入っていた。
一番奥のすみっこがお気に入り。
今日はお気に入りの場所に落ち着くことができたので、幸せな気分だった。

そんなとき、湯船の前を小さな女の子(3歳くらい?)がはしゃいで駆け抜けた挙句、すべってしりもちをついてしまった。
泣いちゃうかな?と見ていたけれど、女の子はそのまま起き上がって「えへへ」と笑いかけた。
笑いかける?そう、その視線の先にはお母さんがいたのだ。

裸眼の私には、実際にはこのやり取りはほとんど見えていない。
でも、心の目と雰囲気からも、お母さんが激怒していることはわかった。
お母さんは女の子に近づきながら、いきなりどなりつけた。
「危ないって言ったでしょ!だから言わんこっちゃない!このバカ!バカ!」

その声は、たぶんお風呂場全体に響いていた。
正直、「こわー」と思った。いくらなんでも小さい子にあんな「バカ」って連呼しなくても。。
そのままお母さんは女の子を引っ張って、私と同じ湯船に入ってきた。そして、すみっこの、つまり私のすぐ隣に。内心「げっ」と引き気味の私。

でも、すみっこにやってきたお母さんは、小声でその女の子に話しかけたのだ。「痛かった?」と。
女の子はこくん、と頷いて、自分の後頭部をなでる(頭打ってたんだ!とここで私は軽くショックを受ける)。
すると、お母さんはその部分を撫でて、キスをして、それから女の子をぎゅっと抱きしめたのだ。
女の子がたまらずうるっとしていると、さらに小声で「だめよ。自分で悪いことしたんだから、そういうときは泣いちゃ駄目なの」と言って、もう一度抱きしめていた。

なんだよ、なんだよ。
いいお母さんじゃないか。
隣で見ないふりしながらも感動を抑えきれない私。
人前で子供に「バカ」と言うのがいいことなのかは意見が分かれるところだと思うけれど、それはここでは問題ではなくて、このお母さんは少なくとも自分の中でちゃんとルールを決めて、しつけをしている。決して、感情的に子供をどなりつけていたわけじゃなかった。

もしこのお母さんが私のすぐ隣に来なかったら。
私はそんなこと何も知らないで、「嫌な母親だわ」と思い込んでいたのだろう。その裏側を見ようともしなかったのだろう。

日本語の「結論」と英語のconclusionは、少し違う意味なんですって。
「結論」は熟考を重ねて最後にたどりついた、というニュアンスになるけれど、conclusionは、とりあえず思いついた考え、に対しても使うんだとか。だから、conclusionの方は「先入観」とか「思いつき」のように訳せることも多いんだって。

すべてのことに対しては難しいかもしれないけれど、できるかぎりconclusion一つで終わりにすることなく、「結論」に向かえるように、色んなことをとらえていきたいなあと思う。
自分にはなんでもわかっている、なんて気持ちを少しでも持ってしまわないように。
そして、何もわからないからこそ、全力でわかろうとする努力もやめないようにしたい。決してこちらから線を引いたりはしないんだ。

本当はすぐに逃げたくなってしまう自分への反省を込めて、つらつら書いてみました。えへ。

明日も幸せである様に♪

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コメント

ステキなお母さん・・・

一般論とか世間の目じゃなく、自分で考えて行動してる人は、理由をもってるから強いしステキ。

ぼぼちんの文章からそのお母さんが子供をとても愛してるのが伝わってきて、嬉しくなった。
その子、きっと素敵な人になる。

私もそんな人、そんなお母さんになりたいな。

抹茶アイス!あずき!生クリーム!!!

ありがとう!

うん、そうだね。本当にそうだわ。
私自身はそういう人にはなれない気がしているけれど、とても素敵な人だと思う。

そして、そういうことに気づけない自分が恥ずかしくなったのでした。
せめて、「今自分が見ているものは表面でしかない」ことを忘れないようになりたいものです。

あはは!デザート、一緒にぜひ食べに行きましょ☆

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