宵を待つ
今日は二十四節気の大雪。激しく雪が降り出す頃、という意味だけど、雪には早いかな。
いい天気にほっとする。
この間、某所で「昼間の月の別名は?」という疑問を投げられていた方がいた。
こういう月です。そういえば、「昼間の月」としか言ったことないかも。
自分でも興味がわいてきてあれこれ調べたけれど、見つからない。結局、名古屋市科学館の毛利先生に問い合わせて、教えていただいた。
宵待月。
とても綺麗な言葉。すっかり気に入ってしまった。
以前「月のなまえ」でも紹介したけれど、実は十四日月のことを「待宵月」という。
おそらく本当はこの言葉が先にあったんじゃないかな。
宵待。待宵。
昼の空に浮かぶ月が、宵の訪れを待っているのか。
空が宵になって、まだ昇らぬ月の訪れを待っているのか。
という違いかなあと昼間は納得していたんだけど、今冷静に考えてみたら、それなら漢字逆だ。。(書き始めてから気づいた…ショック)
もっと曖昧なものなのかもしれないね。
待宵草が正式名称だけど、竹下夢二は「宵待草」と呼んだ。
名称のルールとか厳密に考えすぎずに、見えたものに自由に名前をつける。そんな緩やかさや優しさをとても愛しく思う。
宵待。いいなぁ。
明日も幸せである様に♪
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いろいろ調べていただいてありがとうございました。
使い分けについては、時間的な関係からそんな感じだと思います。
実際の使われ方については人によってまちまちですよね。
そこはたしかに、ゆるく考えておくことにしましょう。
マハロ!
投稿: マハロ | 2011年12月 8日 (木) 14時54分
いえいえ、勉強になりました^^こちらこそ、ありがとうございます!
言葉が広がっていくときに厳密に文法に合わせるものになるとは限らないですから、この言葉もふわっと使い分けられたのかもしれませんね。そういう流れを想像するとなんだか嬉しくなります。
投稿: くまぼぼ | 2011年12月 9日 (金) 00時03分