あの日から
あたらしい空。
コメダのはちみつロールケーキ。
※今日はなぜか気持ちがずっしりなのでした。暗い暗いエントリになっていますので、ぜひ読み飛ばしてください。
想いを向ける以上のことを何もしないまま、1年が過ぎた。
それでも、あの日のことは何度も何度も思い出す。
あの日は具合が悪くて寝込んでいた。14時過ぎにようやく目を覚まして、ツイッターを見ながら気持ちの悪さと闘っていた。そんな中の地震。名古屋なんて震度3くらいのものだったけれど、それでも起き上がることもできないまま天井を見上げて思っていた。「私、本当に東海地震が来たら確実に死ぬな」と。たぶんこの家は崩壊する。近くに頼れる人もいない。怖かった。本当に怖かった。だから、意識を関東、東北に必死に向けた。ツイッターで知人の無事を確認するたびに涙が出そうになった。有益そうな情報を必死にリツイート(情報を他の人にも見てもらうツイッターの機能です)した。我ながら、ちょっとおかしいんじゃないの、と思うくらいリツイートし続けた。
ようやく落ち着き始めたのは4月に入ってから。そして、「本当は自分の恐怖から逃げたかっただけなんだなあ」と気づいたのは、今年に入ってからかもしれない。
結局あの日以来、東北には一度も行っていない。何度かできる範囲で募金しただけ。自分にできることしかできないんだから、と何度も言い聞かせたけれど、それがただの言い訳かもしれないという気持ちは今もある。
そんな風に今日を迎えて、考えようと思ったことはたくさんある。それでも、何も言葉にはならなかった。ただ、「最期の日」にもあの日のように一人かもしれないという想いで以前よりも人恋しく、弱くなったかもしれない。誰かといたいと思いすぎていたかもしれない。
仕方ないよなあ。仕方ないんだ。
想いを向けると言いつつも、結局自分の話しかできない。ここが私の限界なのだと痛感。情けない。
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「頑固で人の話を聞かない」に並ぶ自分の欠点は、たぶん「引きの早さ」だ。(というか、この二つ、同じことかも)
とても大切な人がいて、でもその人とかなり根っこの部分で価値観の違う場所を発見する。そんなとき、一応は「ここが違うね。歩み寄りたいな」「違うところを一方的に間違っているって言われたら悲しいよ」くらいのことは伝える。でも、それが通じないと感じたら、それ以上押さない。そのまま見ないことにして付き合いを続けるか、こちらから距離を置いてしまう。私たぶん、その「諦める時」がだいぶ早い。別に恋愛に限ったことではなく、知人、友人であっても、仕事に対してもそうだった。
よくないことだとわかってはいるんだけどね。私なんかのために曲げなくていいよ、って思っているんだろう。そしておそらく、自分が傷つきたくないんだろう。(なぜか他人事)
だから、仕方ないよね。
明日も幸せである様に♪
距離を置いてもいいんじゃないでしょうか...
相手も傷つけたくないし、自分も傷つきたくないから、私もね、
相手が自分との間にとりたい距離がどのくらいなのかを
いつも推測して、必要以上に踏み込まないようにしている気がします(^^)
(ほろ酔い気味で、つい本音を書いてしまったので、匿名でお許しを^^;)
投稿: 今回だけ匿名 | 2012年3月13日 (火) 23時24分
ありがとうございます。
そうですね、私も同じです。一定以上踏み込めないんですよねえ。
それでもいいのかな。そう思うと少し心が休まります。本当にありがとうございます!
投稿: くまぼぼ | 2012年3月14日 (水) 01時29分
なんか分かるなーと思いながら読んでしまった。
いや、私もあなたにつらい思いをさせてしまった経験者ですけども。
渦中にいるときってさ、なんかもやもやぐるぐる渦巻いてしまうんやけど、
ふと客観視できた瞬間に頭ん中が整理できると同時にものすごく冷める。
気持ちの処理が済んで、現在進行形から過去のものになるような、感情から理屈へのシフト。
そういう瞬間があるから前へ進めるのかも知れへんけど、なんか大事なものを一つなくしてしまったような感覚に陥る。
あ、ごめん、分かるとかおこがましいかも知れへんけど。
私は結局嫌われたくないのでそのままの距離を維持してしまうのだが、一度だけぶちきれた事がある(しかも先輩に対して・・・苦笑)
きっとこの人なら言っても大丈夫、と思ったから言ってしまったんやろうけども、まぁ確かに大丈夫やってんけど、あのとき周囲に居た人間は相当ハラハラしたに違いない。子どもやったなー。
投稿: んぐ | 2012年3月14日 (水) 01時30分
あー、何だかんぐさんのコメントを見ながら少しわかってきた気がします。「欠点」と言いつつ、このままでもいいのかもしれない。
一歩引いて「感情から理屈へのシフト」をすると、いろんなことが見えてくることがありますね。感情のまま相手にぶつけていたとしたらきっと見えなかったこと、それは「理屈」だけでなく、もっと根元にある感情(たとえば、相手の嫌だと思っていたところも一度飲み込んでから相手を見直すと「それでも好き」って思えたり)だったり。
とはいえ、その場でぶちまけてしまったときは、やっぱりそうした方がいいときなんだろうとも思うんです。「これ以上言いたくない」と思ってやめたことは、やっぱり後から振り返っても言わないほうがよかったなあ、とか。
こういう性格の自分が絶対に守ろうと決めているのは、一度「言わない」と決めたことを後から「あの時本当はこう思っていたんだ」と告げること。言わないと決めたなら、墓まで持っていく。そうできるのなら、今のままでもいいような気がしてきました。なんだかすっきり。んぐさんありがとうございます!
あと、んぐさんにつらい思いさせられたなんて一度も思ったことないですよ。仕事の事ですか?あれは立場上しょうがないですよねえ^^;
きゃー、長い!
投稿: くまぼぼ | 2012年3月14日 (水) 20時21分