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2012年4月16日 (月)

半分疑って、半分信じて

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    塩野七生『ローマ人の物語』スペシャルガイドブック
     新潮社編
     新潮文庫

『ローマ人の物語』各巻のダイジェストを紹介したり、ローマ帝国各地を訪ねたりしながら、ローマ時代を振り返る本。
私は『ローマ人の物語』を読み終わった後の復習(余韻ともいう)用に読んだけれど、本編を読み始める前に流れをつかむ目的で読んでおく、本編は長すぎるからとりあえずこの本だけで…など色々な読み方ができると思う。(ただ、これだけで…と思って読み始めると、「もっと知りたい」欲が刺激されてしまって大変かも…)

読んでいる間、いろんな部分を紹介したいと思っていたのだけれど、結局心に残ったのは、巻末の著者インタビューで塩野さんが話した一言だった。

自分の考えていることは、もしかしたら半分しか正しくないかもしれないというような疑いを、常に持つのが「現実主義者」です。自分は絶対的に正しいと思い出したら、それは宗教なのね。「現実主義」というのは、現実と折り合って適度に行くというんではなくて、むしろ現実と闘うことなんですよ。闘うとは、自分の側がもしかしたら間違っているかもしれないという疑いを常に抱くことです。

(中略)

――今の教科書では、帝政=ダメという感じです。

帝政というだけでダメって、よくそんなことが言えますねと思う。我々の時代は、未だに戦争があちこちで起きてるんですよ。それをはるか昔に、戦争を二百年以上起こさなかった時代が実在した。それはどういうことだろう? と。どうして実在できたのだろうという疑問を抱かないとしたら、学問をする資格は無いと思います。

引用前半は、ローマ人が「現実主義者」であるという話。後半は、これまでのローマ研究に苦言を呈しているところ。現実主義を突き詰めた民族のことを、2000年たって現実主義の目で見直した、ということかな。

自分の正しさを半分は疑うこと。同時に、絶対的に信じる半分をちゃんと持つこと。
相変わらず自分の問題に矮小化してしまうのだけれど、他の誰かに引きずられることなく、本当の意味で現実主義者でありたいと思う。

ところで、ローマ帝国各地の紹介を見始めたときは「ああ、イタリアに行きたい!」と思っていたんだけど、さすがはローマ帝国。イタリア全土はもちろん、トルコなどの小アジア、イギリス、フランス、スペイン、アフリカ…と紹介される場所が幅広すぎる。いくらなんでも一度じゃ無理だよ…ぐすん。
いつかどこか1箇所くらいは、これでもか、というくらい徹底的に見て回りたいなあ。

***

今日1日なぜか頭から離れなかった曲。何度も熱唱。

JUDY AND MARY「ジーザス!ジーザス!」

いつかは…なぁーんて 夢のまた夢
わかってる わかってない
アタシの強がり
いつかは… 消えてしまうの?
死なないで あたしの夢 消えないで

歌ってたらかわいそうすぎて泣けてきた。。うるる。

明日も幸せである様に♪

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