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2012年8月10日 (金)

8月の星空(2) 金星食

Skyl

みなさん、こんばんは。
昨日の続きです。

空は、今月というよりも、このお盆期間でもう大忙しなのです。

今日紹介するのは、「金星食」。ある意味、ペルセウス座流星群よりも大きなイベントです。

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ペルセウス座流星群の極大が8月12日、その翌日もまだたくさんの流れ星が見えるかと思います。
そんな8月13日~14日の夜、というか明け方、月が金星を隠すという現象が起こります。

8月14日の未明、月は東よりやや北寄りの空に昇ってきます。この日の月は、月齢26。新月前の細ーい月です。その後、2時前に金星も地平線から顔を出します。明るさは-4.3等。非常に明るいです。この二つの天体が、高度を上げながら次第に接近していき、月の輝いている部分に金星が隠れていきます(地域によって差がありますが、2時半過ぎです)。そして、時間が進んで3時半頃、今度は月の暗い部分から金星が顔を出します。

このすべてが、ほとんどの地域でまだ暗い時間に起きるというのが、今回のポイントです。
本来、内惑星である金星は地球より内側の軌道で太陽の周りを公転しています。そのため、南中(南の空一番高いところに昇るとき)は必ず真昼であり、真っ暗な空で見られること自体が珍しい天体です。ですから、今回は金星食の中でも特別な好条件なんですよ。
やや専門的な話になりますが、その理由は二つあります。ひとつは、翌日の8月15日に金星が西方最大離角となることです。「最大離角」というのは、内惑星が太陽から最も離れた場所にある状態。そのため、今は太陽よりずいぶん早く金星が昇りはじめているのです。
もうひとつは、日本付近の緯度では、明け方の黄道(太陽や惑星の通り道)と地平線のなす角度がもっとも大きくなるのが秋分の頃だということです。金星も黄道を通っていくため、秋分まであと1ヵ月という今の時期は、高い位置まで上がっていくというわけです。

ちなみに、今回と同じような好条件の金星食は、なんと1780年11月23日以来、232年ぶりなんだとか。

観測する時は肉眼で十分に楽しめます(もちろん、双眼鏡や望遠鏡をお持ちならぜひ向けてみてください)が、カメラを使ってみてもいいですね。月も金星も明るい天体なので、撮影はそれほど難しくありません。比較的低空での現象なので、広角レンズを使って地上の景色と一緒に撮ってみてもいいかも。
運が良ければ、流れ星も一緒にレンズの中に入るかもしれませんね!

今日はここまで。

明日も幸せである様に♪

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