8月の星空(3)
皆さん、こんばんは。
まだまだお盆期間の天文イベントは続きます。
昨日もご紹介した明け方の星空、実はもう少し視界を広げると非常に賑やかなのでした。
日の出前の東の空、早くも冬の星座が勢揃いしています。その中に並ぶ木星、金星、水星の間を、8月12~16日にかけて、日に日に細くなっていく月が通り過ぎていくのです。
まず8月12日(つまり、今夜この後の明け方です)、月と木星が接近します。月のすぐ左肩に並んでいるのが木星。かなり近いです。硫黄島やフィリピン、グアムなどでは木星食が起こるくらいなので、本当に近い。そして、その右側にはおうし座の1等星アルデバランが見えます。
8月14日の明け方に見えるのは、金星食。昨日言い忘れましたが、この時の金星はふたご座の足元にいます。左側にはふたご座のカストルとポルックスが並び、右側にはオリオン座が輝いています。
そして8月16日、月は水星の隣に並びます。ちょうどこの日が水星の西方最大離角(昨日の記事をご参照ください)。普段は見づらい水星ですが、かなり見やすい高さまで上がっている上に、すぐ隣には月。比較的簡単に発見できるのではないでしょうか。
というわけで、3日連続でお届けしたお盆の天文イベントもおしまいです。
読んでくださってありがとうございました。
明日も幸せである様に♪
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