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2012年9月27日 (木)

宇宙の不思議

Dscf5704

月がずいぶん丸くなってきた。十五夜まであと3日。

***

永遠に感想書けないと思った…。
月曜日の講座の話です。

宇宙ってこれからどうなっていくの?という話だった。
そのときに講師の中道さんが話された「観察」と「仮定」の絡み合いにすっかりゾクゾクしてしまったので、どこまでできるかわからないけれどまとめてみようと思う。

宇宙にはいろいろな物質がある。水素などの元素はもちろん、光なども物質だ。
もし宇宙にそういう物質しかないとすると、宇宙が膨張する速度はどんどん落ちていくんですって(減速膨張)。

ところが、実際に観測してみると、どうやら膨張する速度は速くなっている(加速膨張)。
しかも、単にずっと加速し続けているわけではなく、過去には減速膨張だった時期もあるらしい。
(このことを、超新星の爆発を調べて見つけてしまうというのが、もうすごい。この研究が去年のノーベル物理学賞だったそうです)

今ある物質ではどう考えてもそうはならない。
「ダークマター」というまだ見つかっていない(けれど存在することはほぼ間違いない)物質の存在を考慮しても、まだそんな膨張はできない。
そこで、今の常識ではありえないような、こんな特徴を持つ物質が宇宙には膨大にある、と仮定したんですって。
・相互作用しない
・宇宙が膨張しても薄まらない

このような物質をダークエネルギーと呼んでいるけれど、もちろん見た人はいないし、見つける方法もまったくわからない。それでも、この物質の存在を認めないと、どうしても今の観察結果の説明がつかないのだ。

割合がまたすごい。
・今見つかっている物質すべて→4%
・ダークマター→23%
・ダークエネルギー→73%
よくわかっていないものが96%だなんて!!

こんな状態なので、結局宇宙の未来については何もわかっていないのも同然なんだって。
私が生きているうちにどこまで研究が進むのかわからないけれど、今後どうなるのかまた勉強したいと思います。

シャーロック・ホームズは

「完全にありえないことをすべて取り除いていけば、残ったものは、如何に信じがたいものでも、事実に違いない」

と言った。
それを「信じがたい」ように見える段階で実践するのは、きっと本当に難しいこと。
でも、観察結果はきっと正しいのだから、とにかく結果と矛盾がないように、たとえわからなくても仮定する。そんなアプローチは、翻訳でも必要になるときがある(いきなり自分の話)。
ああ、刺激を受けました。本当にありがとうございました!

最後に宣伝です。

こんな内容も含む「アストロ・アカデミア」という「寺子屋」が10月から始まるそうです。
大学院レベルのことを研究したいって思っても、全然毛色の違う大学を出ていると門戸自体がなかったりしますよね。「もっと勉強したい」という大人向けの天文塾なんですって。
会場は京都ですが、Skypeを使った遠隔授業もあるそうなので、興味のある方はぜひ。ビギナーコースもあるようですよ。

明日も幸せである様に♪

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