女の生き方
早めのカコナール(商品違い)で、一晩で熱下がりました。丈夫な体に感謝。ありがとうございます、神様。
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土曜日に出かけたのはこちら。
友達の結喜ちゃんが出演する、ということで観に行ってきました。『にごりえ』。
樋口一葉の『にごりえ』をベースに、入れ子構造で一葉自身の生き方も描かれる。
お力は一葉自身。そんな解釈で描かれた物語だ。
入れ子構造もやや複雑で理解するまで少し時間がかかったし、『にごりえ』の悲劇性も手伝い、決して後味のいい作品ではなかった。
心にひっかき傷を残す話。それがよかった。
一葉の師匠であった半井桃水が登場する。
一葉は「自分が女でなければ、先生よりも成功したのではないか。女だから、嫁ぐか妾になるしか生き方がない。女たるもの、どうしてこのようにしか生きられないのか」と思う。しかし、その一方で、「そんなこだわりさえなければ、あのとき私は桃水先生の胸に飛び込めたのだろうか」とも思う。
一葉は、その問いへの答えを求めてお力を描いた(劇の解釈です)。
明治、大正時代の文章や舞台では「女たるもの」という言葉がよく見られる。
「女の生き方」なんて言葉は嫌いだけど(というか、「なんのために生きるべきか」という問い自体が嫌)、そんなことを考えたくない!と言っていても30過ぎて一人で生きていけることは、いいか悪いかは別として、歴史上信じられないほど稀有なことなんだ。
しばらくひっかき傷を残しておこうと思う。
結喜ちゃんの役は、源七の奥さん。「言葉が難しくて」と言っていたけれど、全然感じさせなかった。とてもよかったです。
帰りにいただきました。くま、可愛い~(そこ?)
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ようやくゴールが見え始めてきたら、なぜかやる気スイッチが入った。
少し悩んでいた新しいこと、始めてみようと思います。
明日も幸せである様に♪
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