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2013年6月27日 (木)

イギリス英語とアメリカ英語のはなし(3)

【違い①-綴り】

では、ここからはイギリス英語とアメリカ英語の違いを見ていきます。
まずは前回ちょっと触れた「綴り」。ここでの違いを一言でまとめると、次のようになります。

・イギリス英語→古い綴りの伝統を守る、保守主義
・アメリカ英語→綴りを簡略化、合理化する、改革主義

では、具体的な違いをそれぞれ見ていこうと思います。

(1)-our型と-or型

イギリス英語 アメリカ英語
colour color
endevour endevor
favour favor
armour armor

※例外:イギリス英語でも、actor、author、error、mirrorなどは-ourにならない。

(2)-re型と-er型

イギリス英語 アメリカ英語
centre center
litre liter
sombre somber
metre(※例外あり) meter

※例外①:イギリス英語も、「~する人、機械」(speaker、writer、boilerなど)や形容詞の比較級(warmer、kinderなど)は-reにならない。そのため、イギリス英語でも「メートル」はmetreだが「計量器」はmeterとなる。

※例外②:アメリカ英語でもacre、mediocre、massacreなどでは-erにならない。

(3)-ae-型と-e-型

イギリス英語 アメリカ英語
archaeology archeology
anaesthetic anesthetic
anaesthesia anesthesia

-aeはラテン語の綴り。イギリス英語ではこの形を踏襲している。

(4)-l型と-ll型

イギリス英語 アメリカ英語
enrol enroll
distil distill
fulfil fulfill
appal appall

(5)-i(y)se型と-i(y)ze型

イギリス英語 アメリカ英語
organise organize
civilise civilize
standardise standardize
analyse analyze
paralyse paralyze

(6)-gue型と-g型

イギリス英語 アメリカ英語
catalogue catalog
dialogue dialog
prologue prolog

(7)その他

イギリス英語 アメリカ英語
defence defense
offence offense
programme program
acknowledgement acknowledgment
judgement judgment
tyre tire
cheque check
jewellry jewelry
jeweller jeweler
counsellor counselor
vice vise
kerb curb
aluminium aluminum

などなど、もう書ききれません。私自身が過去の英訳チェックで引っかかったことがあるのは、centre、tyre、judgementなどでしょうか。

ただ、正直、こんなに覚えきれませんよね。そんなとき、作業しているのがWordであれば、スペルチェック機能で確認することができます。

私の作業環境がOffice2010なのでこちらで説明します。

①[ファイル]→[オプション]→[言語]から[編集言語の選択]で「英語(英国)」を選択します。

1

②「編集言語」の中に「英語(英国)が入ればOK。さらに、「今回の案件ではしばらくイギリス英語しか使わないわ」という場合は、「英語(英国)」を既定にしてしまいます。

2

Wordの再起動を求められますので、再起動すれば完了。

3

こんな風に、アメリカ英語のスペルにはエラーの赤線が入るようになりました。(ただ、エラー検出されない場合もあるので、あまり頼り過ぎない方がいいようです…)

※追記:ここで英語を規定言語にしてしまっているため、和文の入力時に様々な影響が出てきます(スタイルやフォントなど)。さらに、どうもこの変更はOffice全体に適用されるようで、Excelなどの入力で思わぬ問題が起きることも。(私は、既存の文書内で日付の表示形式が英語式のものに変わるという問題が起きました…)
作業が終わったらすぐに日本語を規定言語に戻した方がいいかもしれません。

いかがでしょうか?もし仕事で「イギリス英語を書かねば!」という機会があれば(ニッチすぎる…)、参考にしていただけると嬉しいです。

明日も幸せである様に♪

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