あの標識まで
今日もZOOMでセミナー。2週間、早いな…。
チェックは粗を探す仕事だから、意識しないでやっていると翻訳者を馬鹿にする気持ちが生まれがち。
でも、その気持ちはフィードバックの言葉に必ず表れて、翻訳者本人にも伝わる。
すると不思議なことに、翻訳者は評価通りの訳文を作るようになる。
逆に、「この翻訳者はすごい!」という感謝の気持ちでチェックしていると、訳文の質自体も上がっていく。
これは別に「引き寄せの法則」とかを持ち出すまでもなく、自分自身に照らし合わせて「どうせ自分のことを評価してくれない人に対して120%がんばれるか」を考えればわかるよね。
翻訳者も人間だから感情はある。感情はアウトプットに表れる。
それに、翻訳者が一所懸命にやっていないわけがない。同じ原文を翻訳者と同じ気持ちで追えるのはチェッカーだけなんだから、翻訳者の味方になれるのはチェッカーだけなんだから。
……みたいな話をしていたら、なぜか込み上げてきて危なかった。
セミナーの後で走るなんてえらすぎる、私(せめて自分で褒める)。
途中でつい歩いてしまう自分を何とかしたくて、2mくらい先の目標までだけのつもりで走る(そして目標に着いたら止まらずに次の目標まで走る)というのをひたすら繰り返した。
最初から7キロメートル走ろうと思っているから辛いんだな。
目の前のあの標識までだけ走ったら休んでもいいから、をずっと続ける。
その先にフルマラソンも翻訳の1段アップもあるんだぜー。
■読書ログ■
・和書6:『打ちのめされるようなすごい本』米原万里・著、文藝春秋、Audible
・翻訳書2:『若い読者のための宗教史【イェール大学出版局 リトル・ヒストリー】』リチャード・ホロウェイ・著、上杉隼人/片桐恵里・訳、すばる舎、Kindle
・翻訳書4:『アーロン・ジャッジ ニューヨーク・ヤンキースの主砲 その驚くべき物語』デヴィッド・フィッシャー・著、藤田成子・訳、東洋館出版社、Kindle
・洋書1(ビジネス系):Kindle&Audible
→ずっと読んでませんか、これ…?なんとまだ進捗は40%である。
明日も幸せである様に♪
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コメント
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えらーい(^^)
投稿: Natsume | 2020年1月22日 (水) 18時32分
きゃー先生!ありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。
先生もえらいっ!ですーーーー!
投稿: くまぼぼ | 2020年1月22日 (水) 22時13分