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2020年5月28日 (木)

久々ミステリー生活

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お散歩の時間でもまだ太陽がまぶしい。1年で一番日が長い季節。

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2年以上前に買って放置していた本をこの間読み始めたら、ものすごかった。ほぼ一気読み。
アーナルデュル・インドリダソンの『声』。
アイスランドを舞台にしたミステリー小説。ミステリーと言っても、殺人の謎を解くというよりは、過去にさかのぼって心の闇をあぶりだすことに主眼が置かれている。
クリスマス直前に、ホテルの地下で殺された元ドアマン。孤独な男の過去をさぐっていくうちに、捜査官本人が心の扉の裏側にしまい込んでいた子供時代の記憶と、罪の意識が呼び起こされる。
途中から、私の中の子供がざわざわして大変だった。
文庫版の後書きで、訳者の柳沢由実子さんはこう書いている。

インドリダソンの作品はジャンル的にはミステリに入るのかもしれませんが、わたしは社会小説と呼んだらいいのではないかと日頃から思っています。インドリダソンは一つの事件を通してその社会に潜む病巣をえぐり出し、人間のもつ悪意、暴力、抑圧と支配を真っ向から描くことを恐れない作家です。


本編を読んでからこの部分を見ると、本当にそうだと深く納得する。
決して楽しい読後感の本ではないけれど、このシリーズはすでに5作出ているみたいなので(というかシリーズ3作目だったことに読み終わってから気づいた。しょぼん)ほかの本もぜひ読んでみたい。

最近、いわゆる実用書ばっかり読みすぎて食傷気味だった。
何というか、いくら栄養があるからってサプリだけ摂取して生きてはいけない、みたいな。
意図的にやっていることではあったんだけど、この辺りで少し実用書からは離れて小説を読もうかしらね。
そう思って手に取るにまかせて小説を読み始めたら、見事にどれもミステリーだった。
そんなに自分のことをミステリー好きだと思ってはいないし、十年以上まともに読んでいなかったのに不思議。
でも久しぶりに読んでいたらやっぱり面白かったので、もうしばらく続けてみようかな。



(というわけで、何から読もうかとこういうサイトをつい見ちゃうマニュアル人間。
映画とか小説とかって特にそうだけど、自分がそこそこたくさん接してきたと思う分野のランキングを見ても「読んだことないのばっかり…」となるから楽しい)

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摂取カロリー・1944kcal、基礎代謝+消費カロリー・1668kcal、差は+276kcal。
体重は前日比-0.4kg。

■読書ログ■
・翻訳書14:『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ・著、安原実津・訳、サンマーク出版
・翻訳書15:『声』アーナルデュル・インドリダソン・著、柳沢由実子・訳、創元推理文庫、紙の本→読了
・翻訳書16:『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター・著、柴田元幸・訳、新潮社、紙の本
・翻訳書17:『ヨハンナ・シュピリ初期作品集』ヨハンナ・シュピリ・著、田中紀峰・訳、サイゾー、電子書籍
・洋書5:『The Red Notebook』Paul Auster・著、Faber & Faber、電子書籍


明日も幸せである様に♪

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