色眼鏡の11年
昨日の記事をアップしてから気づいたけど、「総じて通訳者の方が終わりの時間を厳守する」ってだいぶ乱暴で失礼な表現でした。
翻訳者全般をいい加減だなんて思っていないし、時間をきちんと守る翻訳者のこともたくさん知っているのに。
ここで思い描いていた「時間を厳守しない翻訳者」はもちろん私自身です。ならそう書けばいいのに、なんですぐ主語を大きくしちゃうのか。
(実は心当たりはあって、少し前に参加したセミナーで、登壇された通訳畑の方が「セミナーの終わり時間を守れない人って許せないんです!」と断言されていた記憶が割と強烈に残っているのよね。今でも不意に思い出しては「すみません……」とあちこちに頭を下げたくなっている。トラウマじゃん)
話は変わるけど、最近読んだ本が、内容は悪くなかったのに1ページごとに「(笑)」が出てきて、途中から「イーッ!」となっていた。
まじめな本なんだよ。なぜ作者本人がそんなに笑っているのか。
読んでいくうちに、あろうことか「まったく最近の若者は」モードになっていたらしい。最後のページに1957年生まれという文言を見つけて、ものすごい衝撃を受けた。というか、衝撃を受けたことに衝撃を受けた。
私は、いつの間に若者カテゴリーなんて作って偏見の目で見るようになってしまったのか。「(笑)」くらいのことで。
しかも、年齢がわかったときも、瞬間的に「言われてみれば、『(笑)』っておじさん構文だよね」とよぎってしまった。全然反省してないよこの人!
年齢と一緒に色眼鏡も増えるばかりなのか。
どこかに、気づいて外している色眼鏡もあるって信じたい。
せめて、全部まとめて色眼鏡で見る癖だけでも減らしていきたいなあ。
そんな反省をした(本当にしているのか?)ところで、本日11月29日はブログ開設11周年です。
成長が見られないくまぼぼカフェですが、12年目もどうぞよろしくお願いいたします。
■読書ログ■
・和書131:『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本史郎・著、Amazon(紙)、朝日新聞出版、紙の本
・和書134:『野茂、イチローはメジャーで何を見たか』水次祥子・著、アドレナライズ、電子書籍
・洋書13:ビジネス書(おしごと)
明日も幸せである様に♪
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