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2021年1月10日 (日)

こころくばり

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今日の空。あお。
筋肉痛がやばい。

昨日のバドミントン、私が勝手に感動しているいい話があって。
夫婦で通っている整骨院には、院長先生以外に30歳くらいの先生(K先生)がいらっしゃる。
私はいつも院長先生に施術してもらうのでK先生とはあまり話したことがないけれど、高校時代はバドミントン部だったという話はちらっと聞いたことがあった。
夫はK先生に施術される機会が多くて、そういう会話もよくしていたらしい。
ある日、夫婦で企画している月イチバドミントン会にK先生をお誘いしたと言う。
「その日は都合がつかないって言われたから、また来月誘うよ」
と話す夫に、内心「そんな無理強いしていいの? それって断られてるんじゃないの? もう声掛けない方がいいんじゃないの?」とハラハラしていた。
ところが、翌月の会にお誘いしたところ、K先生は行くと答えたらしい。それが昨日のバドミントン。
私はまだ「患者にしつこく誘われて断れなかったんじゃないか。無理させていないのか」と不安だった。

いつも午前の部の最後に予約を入れているので、院長先生に施術してもらう頃には他の患者さんもK先生もいないことが多い。
今週の水曜日もそうだった。
他に誰もいない整骨院でしばらく施術を受けていると、ふと院長先生が「週末Kがお邪魔させていただくそうで」と言う。
「そうみたいです。夫が無理強いさせたんじゃないといいんですけど…」
「いや、むしろ本当にありがとうございます。お礼を言いたくて」
えっ。
院長先生が言うには、その整骨院にはバドミントンで怪我をしたという人が何十人も来ているが、声を掛けてもらったのは初めてだった。
K先生もバドミントンしたかったはずだけど、引っ込み思案だから自分からは言い出せない。
「だから、旦那さんに声を掛けてもらえて本当に嬉しかったようです。こういう機会を与えてくれて、私も感謝しています」

夫は決して気配りが得意な人ではない。
無神経な言動に怒り狂うこともしょっちゅうだ。
でも、いつも周りを見ていて、何かに気づくと押しつけがましくなく行動できる。
「気配り」が周りに失礼のない配慮や先回りした対応だとすれば、それはあまりできないんだけど、もう少しさりげなく「心配り」ができる人というイメージ。(この辺りの言葉の感覚は個人差があると思いますが、あくまで私の感覚です)
草野球をしていた頃も、クラブに入ったばかりで輪に加われない子たちに気づいて、さっと「キャッチボールしよう」と声掛けしていたことがあった。
今も、バドミントンクラブでは誰よりも早く着いて、文句ひとつ言わずにネット張りなど準備をしている。
視野の広さも押しつけがましくないところも、私とは正反対だ。
そもそも私のようなモンスターと同居していられるっていうだけで、驚異的な忍耐力。
もしかして、夫ってすごい人なんじゃないか。少しは見習わなねば。
(調子に乗るから、ここでこっそり書くだけにするけど)

昨日のバドミントン、K先生は十数年ぶりのプレーを楽しんでいるように見えた。
また来てもらえるといいなあ。
私もそれまでに少しでも上達しておきたい。

■読書ログ■
・和書5:『幻聴』蘭郁二郎・著、オリオンブックス、電子書籍
・翻訳6:ビジネス(おしごと)→読了
・洋書6:ビジネス(おしごと)


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

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