振り返り②
今年は189冊。昨年より少し減ったけれど、洋書や固めの翻訳書を積極的に選んだから、感覚的にはかなり読んだ気分。
その中で特に気に入った本をタイトルだけ挙げまーす。
※洋書は仕事に関係する本もあるので割愛。
<和書>
No. | 書籍名 | 著者 | 出版社 |
1 | 才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法 | 安藤昭子 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
2 | ことばのことばっかし 「先生」と「教師」はどう違うのか? | 金田一秀穂 | マガジンハウス |
3 | 「聴く力」 磨けば人生うまくいく! | 船見真鈴 | マガジンハウス |
4 | 東大と野球部と私――勝つために大切なことは何か | 桑田真澄 | 祥伝社 |
5 | 持続可能な資本主義 | 新井和宏 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
6 | 自分を育てる方法 | 中竹竜二 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
7 | 科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全 | 堀田秀吾、木島豪 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
8 | #真相をお話しします | 結城真一郎 | 新潮社 |
9 | 世にも美しき数学者たちの日常 | 二宮敦人 | 幻冬舎 |
10 | 大事なことほど小声でささやく | 森沢明夫 | 幻冬舎 |
11 | ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている | 牧大介 | 木楽舎 |
12 | 恐ろしき通夜 | 海野十三 | オリオンブックス |
13 | あなたの夫は素晴らしい人だと叫びたくなる | 渡辺千穂 | マガジンハウス |
14 | 他人に興味が持てない人の処方箋 人間関係がうまくいく方法 | ライフスタイル編集部 | SMART GATE Inc. |
15 | ビジネスの「神髄」が身につく! 経営学 無敵のメソッド70 | 鈴木竜太・監修 | PHP研究所 |
16 | 1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の 体を動かす習慣 休める習慣 | 鈴木知世 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
17 | 取材・執筆・推敲――書く人の教科書 | 古賀史健 | ダイヤモンド社 |
<翻訳書>
No. | 訳書名 | 原著者 | 訳者 | 出版社 |
1 | DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール | ビル・パーキンス | 児島修 | ダイヤモンド社 |
2 | ペドロ・マルティネス自伝 | ペドロ・マルティネス、マイケル・シルバーマン | 児島修 | 東洋館出版社 |
3 | 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる | ビル・ゲイツ | 山田文 | 早川書房 |
4 | プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年 | アン・ウォームズリー | 向井和美 | 紀伊國屋書店 |
5 | 失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 | マシュー・サイド | 有枝春 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
6 | クララとお日さま | カズオ・イシグロ | 土屋政雄 | 早川書房 |
7 |
モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 |
ミヒャエル・エンデ | 大島かおり | 岩波書店 |
8 |
春にして君を離れ |
アガサ・クリスティー | 中村妙子 | 早川書房 |
9 | ザリガニの鳴くところ | ディーリア・オーエンズ | 友廣純 | 早川書房 |
10 | The World(ザ・ワールド) 世界のしくみ | リチャード・ハース | 上原裕美子 | 日本経済新聞出版 |
11 | 戦争は女の顔をしていない | スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ | 三浦みどり | 岩波書店 |
12 | ファスト&スロー:あなたの意思はどのように決まるか? | ダニエル・カーネマン | 村井章子 | 早川書房 |
13 | 統計で騙されない10の方法 | ティム・ハーフォード | 上原裕美子 | 日経BP |
14 | 行動経済学の逆襲 | リチャード・セイラー |
遠藤真美 | 早川書房 |
15 | ストーンサークルの殺人 | M・W・クレイヴン | 東野さやか | 早川書房 |
挙げてみると、全体的に翻訳書のほうが衝撃を受けた本が多かったなあ。
Audibleで再読した2冊は新しい楽しみ方を知ったし(教えてくださってありがとうございます!)、『失敗の科学』はこの手の本では珍しく読みながら目が潤んでくる瞬間があった。小説3冊(6、9、15)は、テーマは全然違うけど、前半の丁寧な描写から後半一気にたたみかけて最後は静かに終わるという流れが似ていたかも。
『戦争は女の顔をしていない』は恐ろしい本だった……。第一次世界大戦中の話だけど、今のウクライナ侵攻と重ね合わせて読んでしまうよね。
直接訳者様を存じ上げている本は訳し方に目が行ってしまって内容だけを語るのが難しいけど、どれもさすがでした(うっとり)。その中であえて1冊挙げるなら『統計で騙されない10の方法』かなあ。今年この手の本を結構読んでいたので知識は増えていたんだけど、それが全部ひっくり返される感覚が楽しかった。
でも、今年の1冊はやはり『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』でいこうと思います。
私の傷口をえぐる力も、もやもやした1年を振り払う力も一番だったかと。
これは本当に、今年出会ったからよかった本なのだと思う。
読むのが遅いのであまりたくさんは読めないけれど、来年もできるだけいい本に出会って幸せに浸りたいです。
というわけで、今年最後の更新です。
ここ数年すっかりまだらな投稿になっているのに読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
いい一年になりますように!
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