書籍・雑誌

2021年1月16日 (土)

おべっかではなくて

さっき夫が「外見て!」と声を掛けてきたので窓を開けてみたら、

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わぁ素敵!

前にここでも書いたかもしれないけど、中日ドラゴンズのHPで選手が好きな本を紹介するという企画をしていて、根尾昂選手が夏目大先生の『Think CIVILITY』を挙げていたんですよ。
自分の手柄くらい自慢して回っていたんだけど、今日ふとTwitterを見たら



ドラゴンズ切っての秀才・福谷投手。あなたも!!
その本の翻訳はねー、私の師匠がねーーーー!(うざい)




ちなみに福谷選手は以前、児島修さん翻訳の『DIE WITH ZERO』も取り上げてくれていた。なにこの誇らしい気持ち。私はどういう立場なの。

■読書ログ■
・和書6:『新DMの教科書』日本ダイレクトメール協会・著、宣伝会議、紙の本
・和書8:『できる人の超★ムダ取り仕事術』壺坂龍哉・著、KADOKAWA、電子書籍
・翻訳37(2020年の連番):『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル・著、鬼澤忍・訳、オーディオブック(2回目)
・洋書7:ビジネス(おしごと)


明日も幸せである様に♪

2021年1月13日 (水)

元祖

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今朝の空。
突ぅーきぃー抜けぇるほぉどぉーーー晴ぁーーーれた日ぃーーー♪(壊れた)
aikoの特徴の1つが、半音上げたり下げたり揺れ動かしたりするところだという話を最近どこかで見聞きした。なるほど、この小さい文字のところか。

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蘭郁二郎さんを読み終わって、昨日からは海野十三さん。私の元祖ですっ!(この辺りの話は、こことかこことかでしています)
読んでいて安心するのは元祖だからなのか、一種のブラシーボ効果なのか。
文体も読みやすいし、話の進め方がとにかく面白い。やっぱり江戸川乱歩を連想するところに、乱歩の偉大さも感じる…とか適当なこと書いていたら、同年代の方だった…。

■読書ログ■
・和書5:『幻聴』蘭郁二郎・著、オリオンブックス、電子書籍→読了
・和書6:『新DMの教科書』日本ダイレクトメール協会・著、宣伝会議、紙の本
・和書7:『棺桶の花嫁』海野十三・著、オリオンブックス、電子書籍
・翻訳37(2020年の連番):『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル・著、鬼澤忍・訳、オーディオブック(2回目)
・洋書6:ビジネス(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:1時間10分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2021年1月12日 (火)

オチも切れ目もわからない

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今朝の空。雪予報だったけど小雨。

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今読んでいるこの本、すごく不思議なんですよー。
じわじわ怖い展開になっていってこれから、というところで話が終わる。「えっ」って感じ。
作者の蘭郁二郎さん(1913-1944)は名前すら存じ上げなかったんだけど、調べてみるとSF小説から探偵小説まで幅広く手掛けていて、亡くなった年齢にしてはかなり多作。
ちょっと江戸川乱歩っぽさもあるのかな。とにかく不思議な読後感です。
(最初「郁」を「都」に空目して、「蘭都//二郎」というお名前だと思い込んでいたことをここに懺悔いたします)

仕事は本当にやばい。いろんなことを投げ出しながら踏ん張る。

■読書ログ■
・和書5:『幻聴』蘭郁二郎・著、オリオンブックス、電子書籍
・和書6:『新DMの教科書』日本ダイレクトメール協会・著、宣伝会議、紙の本
・翻訳37(2020年の連番):『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル・著、鬼澤忍・訳、オーディオブック(2回目)
・洋書6:ビジネス(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:45分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2020年12月30日 (水)

2020年まとめ① 読書記録

家から徒歩10分のポストまで年賀状を出しに行ったら、ポストに着いたところで嵐になって絶望。家を出たときは晴れていたのに~。
びしゃびしゃになりながら家に向かう途中で、夫が迎えに来てくれたから助かったけど。
浮き沈みの激しい1年を象徴するような出来事だね、こりゃ。

というわけで、今年も色々ありました。
20年ぶりくらいに数を意識して本を読んだので、簡単にまとめてみます。

読了冊数:188冊
うち和書:138冊(73.4%)
  翻訳:34冊(18.1%)
  洋書:6冊(3.2%) ※目標は和:翻:洋=6:3:1でした。

 

◆特に面白かった本(読み終わった順)
Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略であるクリスティーン・ポラス・著、夏目大・訳、東洋経済新報社
『ぼくたちは習慣で、できている』佐々木典士・著、ワニブックス
『最後の1分』エレナー・アップデール・著、杉田七重・訳、東京創元社
『アーロン・ジャッジ ニューヨーク・ヤンキースの主砲 その驚くべき物語』デヴィッド・フィッシャー・著、藤田成子・訳、東洋館出版社
『SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』デボラ・ザック・著、栗木さつき・訳、ダイヤモンド社
『野球と戦争 日本野球受難小史』山室寛之・著、中公新書
『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』菊地高弘 ・著、カンゼン
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド・著、上杉周作/関美和・訳、日経BP
『声』アーナルデュル・インドリダソン・著、柳沢由実子・訳、創元推理文庫
『黄金機関車を狙え』日下圭介・著、アドレナライズ
『ここぞというときに力が出せる睡眠の3鉄則』菅原洋平・著、主婦と生活社
『西洋人の無神論 日本人の無宗教』中村圭志・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
『老人と海』アーネスト・ヘミングウェー・著、野崎孝・訳、グーテンベルク21
『ねみみにみみず』東江一紀・著、越前敏弥・編集、作品社
『野球のプレーに、「偶然」はない ~テレビ中継・球場での観戦を楽しむ29の視点~』『ピッチャー視点で“観戦力"を高める 工藤公康のピッチングノート』工藤公康・著、カンゼン
『心がヘトヘトなあなたのためのオックスフォード式マインドフルネス』ルビー・ワックス・著、上原裕美子・訳、双葉社
『あと一歩!逃し続けた甲子園 47都道府県の悲願校・涙の物語』田澤健一郎・著、KADOKAWA
『野村の流儀』野村克也・著、ぴあ
リーディングの仕事で読んだ洋書。詳細を書けないのが悔しい。出版に向かって進んでくれていますように!
『ビジネスパーソンのための 折れないメンタルのつくり方』相場聖・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』川野泰周・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン
『火花』又吉直樹・著、文藝春秋
『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本史郎・著、朝日新聞出版
『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル・著、鬼澤忍・訳、早川書房


10冊くらいに収めるつもりだったのに。
でも面白い本とたくさん出会えてよかった。数を意識するのもいいね。
来年はこんなには頑張らないけど(たぶん)、一応記録は続けてみようと思っています。

■年末進行ログ■
☑窓掃除4/7 夫がやってくれた…ううう。
☑玄関などの正月飾り これも夫がやってくれた(何してるの私)
☑年賀状まだ書いてる。年を越す予定。

■読書ログ■
・和書143:『秘密結社 世界を動かす「闇の権力」』桐生操・著、アドレナライズ、電子書籍
・翻訳40:『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル・著、鬼澤忍・訳、オーディオブック(2回目)
・翻訳41:ビジネス(おしごと)
・洋書13:ビジネス(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:45分


明日も幸せである様に♪

2020年12月23日 (水)

境界線

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今朝の空。

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ここ数日、木星が土星を追い越していくのがはっきりわかって面白い。
ぶれてるんじゃなくて、本当に星が2つ並んでいるんだよー。

最近読んだこの本。

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『敏感すぎる自分が幸福いっぱいに変わる生き方』。

HSPという気質があることは前から知っていたけれど、自分に当てはまると思って読み始めたわけではない。
むしろ私は相当無神経だから、周りの人たちを知らず知らずのうちに傷つけているはず。接し方とか気を付ける点を学びたかったのだ。
20%がHSP気質を持っているなら、絶対に接したことあるはずだものね。

ところが、読んでみると自分に当てはまるところが色々見つかっていく。
周りの目を気にしすぎてしまうとか、息をするように自分を責めるところとか(笑・笑っている場合じゃない)、共感しすぎて相手の問題に立ち入り過ぎてしまうところとか。
自分がやらないと、という使命感で何でも引き受けて今まさに死にそうになっているところとか!

いや、ベースが無神経だしがさつなのは間違いないんだよ。謙遜では全くなく。
そんな私ですら「あれ、これ私…?」と一瞬でも思ってしまうということは、本当はこの気質全員が持っているんじゃないの?
「気質」だものね。境界線は曖昧なんだろうなあ。

気質自体は変わらないし変える必要はない。ただ、もう少し楽に生きる方法はあるんだよ。
予想外に自分の生き方を学んでしまった。結局、HSPの人にどう接すればいいかはわからなかったけど。

■読書ログ■
・和書142:『人生に主導権を取り戻す90分の授業』高橋ひでつう・著、三才ブックス、電子書籍
・翻訳41:ビジネス(おしごと)
・洋書13:ビジネス(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:1時間39分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2020年12月 2日 (水)

誰に泣かされているのか

昨日の朝聞き終わった。

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『火花』又吉直樹・著、堤真一・朗読。

恥ずかしながら、原作自体読んだことがなかった。ドラマも映画も見ていない。
ずっと気になってはいたし、昨年末に尊敬する先輩翻訳者(ぼかす意味は…?)からこのオーディオブックの話を聞いてますます興味が湧いていたんだけど、結局購入に至ったのはAudibleのキャンペーンで700円になっていたから。

もうほんっとーーーーーにすみませんでした! もっと早く読めばよかった。

物語は、売れない若手漫才師の徳永が、熱海の花火大会のイベントで出会った漫才師の神谷を師匠と仰ぐようになるところから始まる。
天才に憧れつつ届かない徳永にとって、破滅型の神谷は天才だと映る。だが、現実の神谷は全く売れず借金も膨らむ一方で、徳永は少しずつテレビへの出演機会を得ていく。
最終的には、徳永は芸人を引退し、神谷は大変なことになり、出会ったのと同じ熱海の温泉で物語が終わっていく。

最初から最後まですごかった。
徳永が神谷に対して抱く感情の揺れ動きも生々しいし、やりたいことと世間の評価が乖離する中で何を優先すべきかという話にも深く頷いた。引退って何なのかという話にも。
学生時代のバイト仲間が役者を目指していて、やっぱり生活が苦しくてたくさん借金もしていた。それでも今も努力を続けている彼は、私にとって羨望と畏怖の対象だ。私にはどうあがいてもそういう生き方はできなかったから。
スポーツ選手でも、自分が満足できるパフォーマンスができなくなれば辞めるという人も、ボロボロになるまで続けたい人もいる。
芸人は芸をしていなくても芸人、芸人に引退はない、と最初から最後まで話す神谷は眩しいけれど、そんな風に生きられなくて夢を諦めた日の自分を思い出して胸が痛む。

もちろん笑いも随所にちりばめられている。泣けるところも。
昨日の朝、もう外仕事に出かける時間だったのに、よりによって「常識を覆すような漫才」が流れてきて、声をあげて泣いてしまった。化粧し直しである。
で、泣き終わってから思った。今私は誰に泣かされたんだろう、と。
というのも、堤真一さんの朗読がとにかくすごかったんですよ。その場の雰囲気も感情も伝わってきて、声を聞いているだけでその世界に入り込んでしまう。もちろん又吉さんの原作に力があることが前提なんだけど、堤さんの声がその価値をもっと高めていて。
もし出版直後に活字で読んでいたとしたら、私はここまで感情を揺さぶられただろうか、とまで思った。今泣いているのは、どこまでが又吉さんでどこからが堤さんなのか。
いやまあ、そんなこと考えるだけ野暮なんですけど。
ただ、映画やドラマなど他のメディア展開でこんな風に感じたことは一度もない。原作が本なら、一番価値が高いのは原作だと疑ったことすらなかった。だから、こんな気持ちになっている自分にびっくりしている。

『わたしを離さないで』をオーディオブックで聞いたときにも(こちらは原作も読んでいたのに)衝撃を受けたのだった。どうやら、小説の朗読ってすごい力を持っているらしいぞ?
(以上の考察は、私がドラマ恐怖症(主人公がピンチになる展開を直視できない個人的症状(造語)。小説は大丈夫だけど映像だと本当に無理)であることの影響をだいぶ受けている気がするので、あくまで私に限定した話です)

それにしても、さっきふわっと書いたけど、朗読する声が高めた原作の価値って何だろうね。
たとえば、音楽のカバー曲が元の曲にないものを足していたらそれは一律によくないことなのか、何を足しているかによるのか。翻訳ならどうなのか。
もやもやした考えを残したままで、今日はおしまい。

■読書ログ■
・和書129:『火花』又吉直樹・著、文藝春秋、オーディオブック→読了
・和書131:『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本史郎・著、Amazon(紙)、朝日新聞出版、紙の本
・和書135:『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』宮崎伸治・著、三五館シンシャ、電子書籍
・洋書13:ビジネス書(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:24分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2020年11月30日 (月)

夢に出そう

某所であまりにも話題になっていたのでつい買っちゃったよね。

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『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』宮崎伸治・著

こんな本、今読んで大丈夫なのかしら。夢に出たりして。
まあ、自分が死ぬ夢は実は縁起がいいって言うし。もし夢に出てきたらいい方に解釈しようっと。
さっき少しだけ読み始めてみたら、面白い。笑っている場合じゃないけど面白いです。

■読書ログ■
・和書131:『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本史郎・著、Amazon(紙)、朝日新聞出版、紙の本
・和書134:『野茂、イチローはメジャーで何を見たか』水次祥子・著、アドレナライズ、電子書籍→読了
・和書135:『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』宮崎伸治・著、三五館シンシャ、電子書籍
・洋書13:ビジネス書(おしごと)
→1~11月の合計、174冊。

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:51分


明日も幸せである様に♪

2020年11月13日 (金)

猛省

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今朝までこの本を読んでいたんですけど。
ああ、私は人の話を聞いていないなあと痛感中。
「話のハイジャック」という言葉が刺さること刺さること。

「わかるー!私もさあ」
「~といえば、(話を変える)」
と自分の話にすり替えてしまうのが話のハイジャック。これ、私めちゃくちゃやる。今日の勉強会でもやらかした(どんより)。

「この人はなぜこの話をするのだろう?」と自分に問いかけることで、相手の話の源泉となる「感情」に寄り添う。
自分の話をしたくなっちゃう人は、普段から自分の話したい欲望をちゃんと満たしてあげる。
そうすることでちゃんと相手の話を聞けるようになるそうだ。

今JTF Online Weeksのセミナーを少しずつ見ていて、司会者がちゃんと登壇者の話を聞いて進めているセミナーは全員が心地よくなれるのだと実感している。
私のセミナーを担当してくださった司会者もそういう方だった。
すぐにその域には辿り着けなくても、少しでも近づけるといいなあ。

■読書ログ■
・和書126:『話すより10倍ラク! 聞く会話術』西任暁子・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、電子書籍→読了
・和書127:『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』川野泰周・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、電子書籍
・翻訳33:『サイモンvs人類平等化計画』ベッキー・アルバータリ・著、三辺律子・訳、岩波書店、紙の本
・洋書10:『Simon vs. the Homo Sapiens Agenda』Becky Albertalli ・著、Balzer + Bray、電子書籍
・洋書13:ビジネス書(おしごと)
・洋書14:ビジネス書(おしごと)

■勉強ログ■
・洋書7:勉強会


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2020年11月 6日 (金)

セカンドキャリア

ココログに「いいね」機能がついたそうです。
数字は容赦なく現実を突き付けてくるからなあ。
あまりに寂しくなってきたら無効化するかもしれません(メンタル弱)。

この間、広島東洋カープのドラフト1位栗林良吏選手を取り上げたときに、名城大学で山内壮馬さんがコーチを務めたという話を書いた。
その山内さんを取材した記事を昨日読んだ。知らないことばかりだった。

「地元TV局からオファーも…元中日ドラ1・山内壮馬が歩む大学指導者の道「やりがいがある」」(Full-Count)

現役の最終年(楽天)から引退後のことを考えていた山内さん。
中日からは打撃投手と広報、名古屋のテレビ局からも解説者のオファーがあったけれど、山内さんが選んだのは母校でのコーチという仕事だった。
自身の野球経験が、選手ごとに声の掛け方を変えたり、現在地を伝えたりといった今の引き出しになっている。

驚いたのは、中日に入団した頃はまだ大学を卒業していなかったという話。

実は、中日入団時、単位を残し、大学を卒業できていなかった山内コーチ。プロ入り後、大学は一旦休学していたが「せっかくお世話になったのに、このまま辞めるのも申し訳ない」と、中日入団5年目から2年間復学し、レポートなどを提出することで、10年かけて法学部を卒業している。「卒業できるチャンスがあるならしたいなと思った。でも、自分1人では無理でした。本当に色んな方に助けられました」。

プロ5、6年目というと、1軍で先発ローテの一角を担っていた時期だ。「野球もあるから授業にいけなくて、分からないことばかり。頭のいい福谷(浩司)や球団の方に教えてもらい、投げない日はナゴヤドームでも空き時間にレポートをやっていました」。だが、その努力があったからこそ、今の立場がある。「あの時卒業していなかったら、コーチの話もこなかったと思うし、(中退では)戻れなかった。卒業しておいてよかったです」と、プロで活躍する陰で、28歳まで学生をしていた当時を懐かしむ。


何に驚いたって、私と全く同じだったこと。
私も、単位を取り間違えていて大学を卒業できなかった。
就職先は決まっていたから、企業と大学の両方に相談して一度休学することを決めた。
大学に言われたのは、「大学は4年間まで休学することができる。4年以上その企業に勤め続けたなら、おそらくその後で最終学歴が問題になることはないから(今思うと、ここはちょっと疑わしいけど)その時点で退学すればいいだろう。それ以前に辞めることになったなら、帰ってきなさい」
結局、その時の会社は3年間で退社。次の年に無事大学を卒業することができた。

今、フリーランス翻訳者として仕事をするにあたって、あのとき大卒(しかも外国語学部という直結する学部)という最終学歴を捨てずにいて本当に良かったと思っている。
入社した時点では、一生とは言わないまでもある程度の年数働き続けるんだろうと思っていた。セカンドキャリアなんて考えてもみなかった。
会社を辞めて「生の自分」が社会に放り出されたとき、もし学歴がなかったらめちゃくちゃ苦労していただろう。
あのとき休学という選択肢を見せてくれた企業と大学には、感謝しかない。

スポーツ選手のセカンドキャリアは、ずっと社会問題になっている。
根幹にあるのは選択肢の少なさ。そもそもどんな選択肢があるのかさえ知らずに現役を引退する人も多いはず。
最近、プロ野球ではセカンドキャリア講習会が開かれているけど、とてもいい試みだよね(内容はよく知らないから改善点もあるかもしれないけど)。
山内さんにも、選択肢を残した方がいいというアドバイスをしてくれた人がいたんだと思う。
これからプロに入る人に対して、輝かしい未来にわくわくしている人に対して、きっととても勇気のいるアドバイスだっただろう。
でも、その選択のおかげで今の山内さんがある。

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ちょうど昨日読み終わったこの本でも、日本とアメリカの大きな差として、セカンドキャリアへの取り組み方が挙げられている。
それは選手個人の努力では如何ともしがたくて、教育制度も含めた抜本的な構造改革が必要かもしれないけど。
今頑張っている現役の選手たちの不安を少しでも減らせるといいよね。

■読書ログ■
・和書118:『同時通訳者が「訳せなかった」英語フレーズ』松下佳世・編著、イカロス出版、紙の本
・和書122:『不合理だらけの日本スポーツ界』河田剛・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、電子書籍→読了
・和書123:『a big cheese は「大きなチーズ」ではありません』牧野高吉・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、電子書籍

■勉強ログ■
・和書51:7日目
・洋書4:70~97ページをオーディオブックで聴き直し&154~181ページの2巡目
・洋書7:課題範囲を読み込み
・NHKラジオ講座:18分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

2020年10月28日 (水)

魅力に再会

今朝、突然Gmailのファビコンが変わってびっくりしている。
あれ、前からだったっけ。

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前に読んで感動した工藤公康さんの『野球のプレーに、「偶然」はない』、続編があったので読んでみた。
前著はプロ野球のプレー全体に関する話だったけど、今回はピッチャー(というかバッテリー)の話に特化している。
今回も面白かった!
各球種をどういう意図で投げているのか。場面に応じてどういう攻め方をしているのか。同じ打者と何十回何百回対戦する中で、どういう騙し合いをしているのか。
もちろん工藤さんの考えだけど、観戦しながら何となくモヤモヤしていた部分がすっきりした気がする。

工藤さんが若き城島さんを育てるために、あえてサイン通りに投げてホームランを打たれる(後でフォローもする)こともあったという話にはうなってしまった。
それって自分の防御率が下がったり下手したら負け投手になったりしちゃうんでしょ。自分の成績のことだけ考えていたら絶対にできないよね。
キャッチャーを育てることが常勝チームには欠かせない。いつも自分とバッテリーを組めるわけじゃないから、自分で考えられるようにならなければ意味がない。それがベテランの役割なんだ、と言い切れるのってすごいなあ。

高校野球(のトーナメント大会)の魅力は一発勝負であること。プロは年間100試合以上あるから、一発勝負に比べるとヒリヒリした緊張感に欠ける――なんて言われることもあるけれど。
年間100試合以上を戦う生活を10年前後(現役年数の平均)続けるからこその魅力もやっぱりあるんだなあ。

ソフトバンク、3年ぶり(っていう感じが全然しないけど)の優勝おめでとうございます!

■読書ログ■
・和書110:『英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める』山岡洋一・著、筑摩書房、紙の本→読了
・和書116:『ピッチャー視点で“観戦力"を高める 工藤公康のピッチングノート』工藤公康・著、カンゼン 、電子書籍→読了
・和書117:『子どもに聞かれてきちんと答えられる 池上彰のいつものニュースがすごくよくわかる本』池上彰・著、KADOKAWA、電子書籍
・和書118:『同時通訳者が「訳せなかった」英語フレーズ』松下佳世・編著、イカロス出版、紙の本
・洋書12:社会学(おしごと)

■勉強ログ■
・NHKラジオ講座:1時間58分


君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる♪

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