天文のおはなし

2014年10月 9日 (木)

勝てると思った

実は途中の時点で、今日のブログのタイトルは「3年越しのリベンジ」にしよう、と思っていた。それくらいに順調だった。こんなに順調なのはくまぼぼクオリティじゃない、ということに気付かないくらい、調子に乗っていた。

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そういえば三脚を持っていたんだった!使いましょう!

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これでどうだ!(マンションの廊下では結局すぐに月が見えなくなってしまい、外に出ることになった。その瞬間は、「ブログに書くのにちょうどいいトラブルね!」とか思っていた…切ない)

前日の残念写真からカメラも真剣に設定し直した。まだ18時だけど、まずは今の月写真を撮って練習!

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おお、いい感じ!ってあれ、すでに左下欠け始めている…?

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やっぱり!

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順調に欠けていく。そして、前回と違って全然ぶれない!さすが三脚。そして、まったく曇る気配もないから落ち着いて撮影できているのもいいのかも。

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あっという間に半分。やっぱり、普通の満ち欠けとは違う。地球の方が月より大きいんだなあと実感する瞬間。

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さあ、間もなく消えますよ…!

と、その瞬間だった。どこからともなく現れたのはそう、大量の雲。えーーーっ!
なすすべもなく(本当に)隠れる月。赤い月、どこー?
必死に雲の隙間から出てくる瞬間を狙う。しかし

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前回にもまして、本当にまったくピントが合わない。ピント関係のあらゆる設定をいじっても何とかなりそうな気配すらない。そして再び襲いかかる雲。わーん!

なんと、結局↑の写真が一番ましな出来だった。がっくりどころじゃない落胆。大敗北。あまりに落ち込みすぎて、復活した後の月写真さえ撮り損ねてしまった。
はぁ…買おうかなあ一眼レフ…。

それにしても、3年ぶりの皆既月食で、しかも3年前の月食のときの記事もたっぷりあったというのは、少し感動してしまったのでした。私、もしかして結構長いこと続けているのかしら。
その時の記事で「そしてなんと、今回を逃すと次の皆既月食は2014年なのですよ。」と、遥か未来のように書いていた2014年がもう今なんだよ。なんかすごい。
次回の皆既月食は来年の4月4日。今度はすぐですね!

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【2分ラン+1分ウォーキング】×10回

すでに死にそう…。次からはこの「2分」の部分が毎日1分ずつ増えていきます。

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明日も幸せである様に♪


2014年10月 8日 (水)

十三夜と月食と

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10月6日は十三夜でした。芋名月(お芋食べていないけど)。
月は綺麗だったけれど、写真は大不満。ふがー!

カメラを変えて以来、一度も満足のいく月写真が撮れていません。設定が全然思うように行かない。結局前のカメラの性能に助けてもらっていただけだったのだわ。がっくり。
(今のカメラの方が新しくて性能は上がっているはずなのに、なぜ…)

しかし、そんなこと言っていられない。本日10月8日は皆既月食でございます!
今回はかなり条件いいですよ。

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名古屋市科学館HPより)
夜更かししなくても大丈夫。昇ってきた月を眺めていれば、次第に欠けてきます。

前回の皆既月食は3年前の2011年12月。そのときも天候に恵まれて、私もへっぽこレポートをアップしたのでした。

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(その中から1枚)

性能に頼った前のカメラでも、月食はさっぱりうまく撮れなかった。
今回もわちゃわちゃになりそうだけど、全力で負け戦に臨んでまいります!

※ちなみに、当時皆既月食について解説もどきもしていました。お時間とご興味があれば、ぜひご覧ください。少しでも背景知識がある方がより楽しめると思うのです!

→皆既月食のはなし その1 その2
  月食のおはなし

(書きすぎ…)

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10月6日
【1分ラン+2分ウォーキング】×10回
10月7日
【1分ラン+2分ウォーキング】×10回

次回から、だんだん走る長さが伸びていきます。ハラハラ。

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明日も幸せである様に♪



2014年8月 4日 (月)

マルチバース、なのか

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だいぶ前にちらっとブログにも書いていたこの本、あまりに面白くてすぐに読んでしまった(まま放置していた)。
ポイントは「宇宙は無数にあるのか」という疑問文。実は著者の佐藤教授自身も、この問いへの答えを出しかねている、というよりも、どちらかというとこの説自体には批判的だ。というのも、この説は往々にして「人間原理」と結びついているからだ。

…しかし、これらの謎よりはるかに大きな謎は、「この宇宙を支配する物理法則があたかも生命、認識主体となる人類を生むように、都合よく微調整されている」ことではないだろうか。

これを説明する理論として人間原理が提唱されている。「宇宙は無数に存在し、物理法則はそれぞれの宇宙で異なる。その中で、認識主体が生まれる宇宙のみが認識される。他の宇宙は認識されない。したがって、認識された宇宙は認識主体が生まれるようにあたかもデザインされたように見える」というものである。…

私自身は、…四半世紀前に人間原理を知ったとき、これはとうてい科学ではない、と強い嫌悪感を覚えたものである。物理学者のはしくれとして「論理を詰めて研究を進めるならば、私たちは未定定数をいっさい含まない究極の統一理論に達するはずだ」「そもそも、物理法則の美しさから考えても、物理法則はでたらめにさいころを振って決まっているようないい加減なものではなく、確かな原理で確定的に決まっているものだ」と信じていた。

にもかかわらず、著者自身が提唱した「インフレーション理論」を突き詰めると、宇宙はひとつではないという結論につながってしまった。間違いではないかと計算し直しても変わらない。そこで、嫌悪感をいったんおいて、この理論を冷静に検討する。その結果と「マルチバース」の歴史を口述でまとめたのが、この本。内容はもちろん、その姿勢自体が科学なんだよねえ。

宇宙のこと、もっと知りたいなあ。科学者の全力を、もっと知りたい。

というわけで、ここで突然お知らせです。
今週の土曜日、名古屋の中日文化センターで「神山天文台長が語る、彗星の科学」という講演があります。天文関係で近頃何かとお世話になっている京都虹工房様の天文企画です。
https://www.chunichi-culture.com/programs/program_156393.html

彗星って調べるとすごく色々なことが分かるらしいですね。最新の発見についてなどのお話のようです。私は残念ながら行けないのですが、ご興味ある方いらっしゃれば、ぜひ!

明日も幸せである様に♪

2014年7月 5日 (土)

powers of ten

名古屋市科学館のすぐ近くに、もうひとつ科学館がある。中部電力が運営している、電気の科学館。名古屋市科学館と違って入館無料だったので、子供の頃は頻繁に遊びに行っていた。電気や科学全般を実感させるのがうまい構造で、遊んでいるうちに電気がどんどん身近に感じられた記憶がある。たしか図書室の本も充実していた(重要)

その中に、ある短編映画を繰り返し上映している場所があった。あまりにも心つかまれて、毎回何度でも飽きずに見続けたのを覚えている。間違いなく、人生で一番たくさん見た映画。

ちゃんとYouTubeになっているから素敵ですね。


1977年の作品だったとはお見それしました。Powers of Ten。
(有名な作品なんですよね。大人になってから知りました)
最初は1968年に作られたそうですが、私が何度も見たのはこの1977年版。

わずか9分の間にマクロとミクロの果てを見せてくれる。現在の物理学から見たら間違っているところもあるんだろうけど(まだ素粒子が知られていなかった時代みたいだし)、この視点そのものに本当に感激した。
一番遠くと一番近くの景色が何だか似ていること。目に見えない世界の方がずっとずっと広くて、その世界も含めて理解しようとしている人がいること。目に見える世界にも見えないものがたくさんあって、だから自分の理解だけで断言できるものなんてないこと。
世界は広くて、だからこそ自分の手元を見失わずにいなければいけない。
9分間圧倒されながらも頭に浮かんだのは、きっとそんなこと。当時は言葉にはならなかったけれど。

自分の考えに凝り固まってしかも上から物を言いがちな私が少しでも柔軟な方向に変われたとしたら、この映画の影響はすごく大きいんだろうなあ。
最近この動画を発見してまた何度も見返す生活になってみて、改めてそんなことを思った。
(ちなみに、こんなに感動しておきながら、子供の頃は「10の力かぁ」と何の疑問もなくタイトルを受け入れていたことをここに告白いたします。Power違い…)



後から1968年版も発見!左側の時計が面白い。けど、時計ばかり見てしまって、肝心の映像が置き去りになってしまう私…。

明日も幸せである様に♪

2014年4月 2日 (水)

何億年、何兆年

そういえば、駆け込み本購入、近所の本屋さんで一応していたのでした。

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若干タイトルにもやっとはするものの、これはいい!

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左側が宇宙の誕生(インフレーション膨張、と言います)。138億年前。光が現れたのは宇宙誕生から38万年たってから。だから、その前の世界は何も見えない。

あと60億年くらいたったら、太陽の寿命が尽きる。10兆年後には最後の恒星の寿命が尽きる。その先にあるのが何なのか、やっぱり今は何も見えていない。
(どちらも仮説はたくさんあります)

1000年後には地球の地磁気が反転するかもしれない、なんていう説をこの話の後で聞いても、「明日の話?」と思うくらい時間の感覚が麻痺してしまう。
気が遠くなるような遠い遠いことを研究するのが天文学者。やっぱり、気の長い方が多いんですって。

この本に書かれているようなことを学んだ半年間でした。今度改めて紹介します(こういう予告だけして全然話していないことが多すぎる…)

明日も幸せである様に♪

2013年9月19日 (木)

まる、しろ

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ススキ購入。しっかり形から入ります。

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窓を開けた瞬間にまぶしいくらいの空の明るさ。
白くて丸くて、それだけなんだけど、いくらでも見ていられる。

前にも書いた気がするけれど、こんなクイズがある。
この眩しい満月を空中埋め尽くした状態と、太陽。明るいのはどちらでしょうか?

↓↓↓

答えは太陽。空いっぱいの満月で、ようやく薄曇りくらいなんだって。

でも、今夜のような月を見ていると、逆の答えを信じたくなってしまう。
月、明るいよ?
一つで影までできるというのに。

明日も幸せである様に♪

2013年7月11日 (木)

月低く

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西の空に見える明るい星は金星。今日は細い月と隣同士。

最近携帯をXperiaに替えたのですが、天体の撮影もかなり頑張ってくれている。
(さすがにこれ以上寄ると、ピンボケがひどくなってしまった)
テクノロジーってすごい。

月が低くて、夏。

明日も幸せである様に♪

2012年12月13日 (木)

流れ星ながれる

ほとんど寒さに負けそうになりながらも、何とか見つけられたよ流れ星。
すごく明るい光だった。途中で少しかすれながら、オリオン座からくじら座のあたりまですっと伸びる弧。

嘘のような話だけど、ちょうどその時私のたっちちゃんから流れていたのはこの曲だった。

流れ星ながれる 苦しうれし胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう

忘れられないことも、これから忘れたくないことも、たくさんたくさん抱えて。

明日も幸せである様に♪

2012年12月 8日 (土)

12月の星空(3)

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さて、今年最後の天文ブログ(たぶん)。さっそく行きますよ。

■12月の星空(後半)

20日(木)上弦

下旬全体 月が木星・冬のダイヤモンドを通過

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今の時期、夜空を見上げて最初に見つかる一番明るい星があれば、それはおそらく木星です。その隣のオレンジの星は、おうし座のアルデバラン。
これだけでも十分目を引くのですが、もう少し視野を広げると、このあたりには明るい星が目白押しなんです。アルデバランから右下に行くとオリオン座のリゲル、その下にはおおいぬ座のシリウス。左にはこいぬ座のプロキオン、左上にはふたご座のポルックス、そしてその上にはぎょしゃ座のカペラ。この6つをつないだものが「冬のダイヤモンド」です。
25日~29日ごろにかけて、この中を月が通過します。街中でもすぐに見つかる星ばかり。ぜひ探してみてくださいね。

28日 満月

31日 大晦日

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こちらが、今年最後の星空です。大晦日には初詣のために夜中外出される方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな時、空を見上げると、月と冬のダイヤモンドが頭の上に輝いていることでしょう。
また、南の低空が開けたところでは、「南極老人星」とも呼ばれるカノープスを見つけることができるかもしれません。この時期、南の地平線ギリギリのところに見える星で、見つけられると長生きできる、なんて言われています(私は見たことないです…)。

来年このシリーズを続けるかは考え中ですが、きれいな星空は引き続き楽しみたいと思っています。2年間お付き合いいただき、ありがとうございました。

明日も幸せである様に♪

2012年12月 5日 (水)

12月の星空(2)

Skym

今の季節、空を見上げるとビックリするほど黒く深い色とまばゆいくらいの星の輝き。
昔の人は、空は黒いドーム型をしていて、その外側から神様が気まぐれに針で穴をあけたのが星なのだと考えたそうですが、冬の澄んだ空を見ていると、その説を信じたくなります。
寒くて10分いるのも忍耐がいる季節ではありますが、空を見ることは忘れずにいたいなあ。

では、今日も天文現象をご紹介します。

■12月の星空

13日(木)新月

14日(金)ふたご座流星群極大

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今年ぜひ紹介したかった天文現象です。流れ星、見たことありますか?もし未経験なら、この流星群は本当にお勧めです。澄みきった夜空を涙のように(この表現しつこいですね…)すっと流れる光の筋。何度見ても、胸をつかれます。
ふたご座流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」と並ぶ3大流星群の一つです。毎年安定して、12月11日ごろから16日ごろにかけて流れ星が流れます。その数がもっとも多くなるのは予想では13日~14日にかけてです。

今年は、新月直後で月明かりの影響もなく、条件はとてもいいです。うまくいけば1時間に数十個の流れ星を見ることができますよ。
もちろん山奥などに行ければベストですが、街中でも明るい流れ星なら十分に見えます。なるべく街灯などの明かりがない場所を選び、10分ほど暗いところで目を慣らしてから観察するといいと思います。

今の季節、ふたご座は22時ごろに東の空から昇ってきますが、ふたご座の方を見ていないと見つけられない、というわけではありません。この星座のあたりを中心に放射状に流れていくため、なるべく空の開けているところでまんべんなく上の方を眺めるのがいいと思います。
また、冬の外はほんっとーうに寒いので、これでもかというくらい重ね着してカイロもお持ちいただくことをお勧めします。

今日はここまで。
今年最後の天文ブログですし、もう少しだけ続けます。

明日も幸せである様に♪

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