たまには真面目な話

2025年11月 1日 (土)

覚えていてくれる人がいること

11月ですね。

先月のはじめ、不思議なことがあった。
もう十数年連絡もとっていなかった人から立て続けに連絡があったのだ。
そのうち2人と会ってきた話。

まずは先週の土曜日。
翻訳関係の友人と十数年ぶりに再会した。

Dsc_2386

名古屋駅の北側にある、小学校を改装したカフェ。店内のあちこちに元給食室だったことを思わせる跡があって、懐かしい気持ちになる。

Dsc_2387

お野菜たっぷりのキーマカレー。大変おいしゅうございました。

この友人に直接お目にかかるのは、実は2回目。
十数年前に某おさんぽ企画(懐かしすぎる)でご一緒して以来。
それでもずっと私のブログを読んでくださっていたり、今回のように声をかけてくださったりする。
私のことを覚えてくれること自体がありがたくてうれしい。

前回会ったときはお互い翻訳勉強中だった(たぶん)けど、彼女がその後着実に歩みを重ねて実績を積んできたことがお話から伝わってきた。
一歩ずつ、着実に。
それが全然できない私にとって、彼女のお話は本当にまぶしかった。うまく伝えられなかったけれど、ずっと「すごい!」って心の中で叫んでいた。経理処理をこまめにやっているというだけで、もう世界が違う(そこ?)。

Dsc_2389

お土産もいただきました。めちゃくちゃおいしい! 幸せにいただいています。

Dsc_2388

帰りは一緒にナナちゃんを見学。
ナナちゃんってもう撤去されたんじゃなかったっけ?とうろ覚え知識を披露してたら、ちゃんといました。ゴメンナサイ。
来年の2月?以降に撤去か場所移動するらしいです。

時間には十分ゆとりをもっていたはずなのに、あっという間にお別れの時間がきてしまった。
今回はありがとうございました。
またぜひお目にかかりたいです。いろいろお話聞かせてください!

***

そして今週の月曜日は、新卒で入った会社の元上司とランチ。
元上司も今は会社を辞めて、業種は違うけれどフリーランスでご活躍されている。
めちゃくちゃ忙しそうだけど、充実しているのが伝わってきてうれしくなった。
もっといろいろお話聞きたかったのに、この方、聞き上手すぎるのよ~。
ひたすら私がしゃべりまくって終わってしまった……。10年以上ぶりの再会だったのに……。
(写真もないし)
こ、これに懲りずにまたお目にかかりましょう!

***

誰も私のことなんて思い出さなくても日々は過ぎていく。
家族以外には毎日会う人もいないし、仕事関係以外では日常的にやり取りする相手もいない。
思い出してくれる人が誰もいなければ、私は存在しないのと同じだ。
覚えてくれている人がいるのは、全然当たり前なんかじゃない。
それに、会いたい人に会うチャンスは死ぬまで来ないかもしれないんだ。

今回、立て続けに私を思い出して連絡をくれた人がいたのは、何かのメッセージかもしれない(突然のスピリチュアル)。
今度は私から会いたい人に連絡をとってみよう。
仕事が落ち着いたらとか言わずに、なるべく早く……!

明日も幸せである様に♪

2024年12月20日 (金)

14年ぶり

Dsc_1558_20241220173501

昨日、かつての職場を訪問した。
私が勤めていた場所からは移転しているので、建物に対する懐かしさはないけれど。
当時お世話になった上司が定年退職されると知って押しかけたのだ。

この会社は退職後もずっと依頼し続けてくださっているし(翻訳会社です)、これまでも訪問してセミナーを開催させていただいたこともある。
彼女とも時折メールのやり取りはしていたから、そんなに久しぶりだと思っていなかったのだけれど、実は直接お目に掛かるのは退職以来初めてだった。14年ぶり!
でもぜーーーーーんぜん変わってらっしゃらなくて、びっくりを通り越して「本当は私が退職したの昨日なのでは……?」と混乱してしまった。

前にも書いたかもしれないけれど、この方がいらっしゃらなかったら絶対に今日の私はなかった。
へっぽこコーディネーターだった私が報告書(見積もりだったかもしれない)を書いたときの話。
当時の私は、文章を書くことに対して謎の自信を持っていた。報告書くらいささーっと書けますわよ、と。
ところが、その報告書を読んだ上司は「小説を書きたいならこれでいいんだけどね」と一言。

自分で気づいたのか上司がちゃんと説明してくれたのかの記憶はないんだけど(後者のような気がする……)、その言葉の意図も今ならわかる。
どんな文を書くにせよ忘れてはいけないのは、読者が誰なのか、そしてその読者にどうなってほしいのか。
見積もりならお客様がその内容で発注したいと思えるものでなければならないし、本当は小説だって同じだ。
自分がいかに独りよがりな文章を書いて酔っていたか、痛感した一言だった。
(その教訓を得て14年たったあとの文章がこのレベルかと思うと、この記事全消ししたくなってくるけど)

……という話をして改めて感謝の気持ちを伝えたら、なんと彼女はそのやり取りを覚えていた。
「最初から文章は上手な子だと思っていたよ。だからこそ惜しいなあって」

衝撃、のちに納得。
そうだった。底知れない厳しさと優しさを持つこの人なら、そりゃ昔のへっぽこコーディネーターのこともちゃんと覚えてくれている。
もちろん過去や今の社員のことも。
実はこの日の訪問も、翻訳業を目指している社員に話をしてほしいと頼まれていたのだ。
(私の話が役に立ったかはともかく)その心の深さがすごすぎる。もはや母。

これまで出会った上司はどなたもすばらしい方ばかりだけど、こうやってもう一度お別れができたのは初めて。
出会えてよかった。再会できてよかった。帯状疱疹に負けずに外出してよかった(だいぶ見た目のグロさはなくなってきました!)
2024年、いい1年だったなあ!

明日も幸せである様に♪

2024年9月 5日 (木)

再会

お久しぶりです。
気づいたら2カ月たっていましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は全身じんましんになったりしつつも元気です(お医者さんに「原因の大半はストレスか疲れか寝不足ですけど、まれにアレルギーということもあるので、気になるようでしたら血液検査されますか?」と言われたんだけど、大半の原因に心当たりありまくりだったので丁重にお断りしました)。
数年ぶり5回目くらいのじんましんだけど、やっぱりつらい(まだ完治していないので現在進行形)……。痒くないだけで、人生はバラ色なのだわ。これからはもっと健康に感謝して生きていくんだ。健康になったらすぐに忘れそうな決意だけど。

先日読み始めた本(今年発売)が、相当前に自分が(依頼されて)リーディングした本だった。
あなた……無事に日の目を見たのね……!
調べてみたら、リーディングしたのは2017年3月で原書が出た直後。
スポーツのエピソードを集めた本で、めちゃくちゃ面白かったけど日本で受け入れられるか?と不安になったのを覚えている(ので、たぶんそういうことを企画書に書いた)。
タイミング的にたぶん、当時は企画会議でぽしゃって、最近になって別の出版社?で改めて検討されたという流れなんだろうなあ。
スポーツのエピソード集という時事っぽい本が原書発売から7年後に出版されたという事実に勇気づけられた一方で、当時企画が通らなかった一因に自分の企画書があるかもしれないと思うと申し訳なくなった。
面白いかどうかも、日本の読者層から受け入れられるかどうかも、人によって判断が変わる。自分が「つまらない」と切り捨てた本の中に宝石が混ざっているかもしれない。
あまり考えすぎても仕方ないことだけど、読んだ本の受け止め方はこれで本当に大丈夫?と一拍置けるようにはなりたいなあ。
ちなみに、その本はやっぱりとても面白いです。訳書で読めてすごく幸せ。

明日も幸せである様に♪

2024年3月 9日 (土)

ノートブーム

突然思い立って読書ノートを付け始めた。

Dsc_1812

放置していた「紳士なノート」。続けたい祈りを込めて「①」もつけた。

Dsc_1815

中はこんな感じ。目次→読書前(読むきっかけ、この本から期待することなど)→内容(書ければ。【引用→自分の感想】という並びにしているんだけど、まあ時間がかかること!)→感想、という感じにしたけど、たぶんフォーマットはだんだん変わっていくと思う。
この本の読書ノートは6日かかった。8ページ。ひえー。

Dsc_1814

右上にはインデックス(可愛すぎませんか……以前衝動買いしたまま使っていなかったくまさんインデックス。今Amazonを検索しても同じものが見つからなくて絶望している)と書影を貼った。

Dsc_1813

書影はまとめて印刷して、ノートの表紙裏に作った袋に入れてある。

※そしてこの読書ノートをもとに、HPブログにも記事を書き始めた。まだ1冊目だけど。
【読書記録】『野球と余談とベースボール』
ご興味あれば、のぞいてやってください……!

始めたきっかけは、最近の体調不良。
忙しすぎたせいって思い込んでいたけれど、問題は仕事量じゃなくて「あれもこれもやらなきゃ」という自分の気持ち(追い込まれ癖)なんじゃないかとふと思ったのだ。
考えてみたら、本も量ばかり気にして読み終わった本の内容なんて何も覚えていない。年間200冊読まなきゃなんて誰が言い出したんだ(私です)。大好きなはずの読書がいつの間にかノルマ化している。そう気づいてゾッとした。
健康に読書できるのなんてあと何年? どんなに頑張ったってこれから何万冊も読めるはずがない。それなら、冊数を大きく落としても、1冊1冊の記録をちゃんと残して、本当に大好きな本との出会いを大切にしよう。
ただでさえ仕事に追われているのに、やること増やしてどうするんだとも思ったけれど、これが心のゆとりにつながると信じて始めてみることにした。やってみたら想像以上に大変で、挫折する予感しかしないけれど(このブログで二度と読書ノートの話が出てこなかったら挫折したんだと察してください……)、とりあえずいけるところまで続けてみる。
こう思えるようになったのは予想外にモーニングノートが続いていて、心への影響を感じ始めたからかも。

そして、前に仕事量を可視化した記事を書いたけれど、同じフォーマットでプライベート編も作ったのだ。

Dsc_1816

体調とか睡眠時間とか、ハビットトラッカー(は全然できていない項目が恥ずかしいので隠しました)、そしてここにも読書記録。書き始めてから全然入りきらないと気づいて、感想を書くのを途中でやめたりしている。こっちも、たぶん来月にはまたフォーマットが変わるはず。
実はこれ、ガントチャートのノートを使っています。

Dsc_1817

Ca.Crea アシストノート(ガントチャート)

細かい管理はExcelとか自作週間スケジュールでできているから、あとは公私を月単位で俯瞰できるといいなあと思っていた。……という私にはかなりぴったり。
このシリーズ、スケジュールやノートとかもあってカバーでまとめて管理できるみたいだから、そろえてみるのも楽しいかも~。

そんなわけで、ついにこんな状態に。

Dsc_1818

空前のノートブームである。いつまで続くかわからないけれど(しつこい)、まずは楽しんでやってみるよ。
ちなみに、今は毎日2時間くらいノートを書いているので、結局仕事もやばい。頑張ります……!

明日も幸せである様に♪

2023年6月22日 (木)

モヤモヤはモヤモヤのままで

Dsc_1223

筋トレ生活を始めてからさらに太ったので、朝のお散歩も追加。
トレーニングと朝勉強だけで毎朝3時間くらい使っているんだけど、続くのかこれ?

ここしばらく、正体不明のモヤモヤが胸の奥でくすぶっている。
いや、モヤモヤの要素はいくつか挙げられるんだけど、それがなくなれば今の落ち込みから抜けられるのかというと、そんな簡単じゃない気がして。

とりあえず、もう吐き出します。たぶんこのブログ、ほとんど誰も読んでないし。
翻訳が楽しくなくなりました。
というか、最初から別に楽しいとか好きとかいう気持ちではやってなかったんだけど、原文と訳文に精一杯向き合う気持ちすら薄らいできた。
何とか取り戻そうと、ここ2カ月くらい勉強時間を増やしてみたものの、結局「何やってるんだろう」みたいな気分になっちゃう。
人並みに稼ぐ方向にも、本の翻訳に生きる方向にも、進んでいる自分がまったく浮かばない。
今依頼いただけている仕事だけ全力で頑張って、それ以上を望むのは諦めようかなと思い始めています。

もう少しモヤモヤが穏やかだった1カ月前に受けたカウンセリングで、「モヤモヤは大切な気持ちなんですよ」と言われた。
そこになりたい自分が隠れていたりもするので、無理に消そうとしないで向き合ってみたほうがいいと。
そして向き合った結果(というか途中経過)が今。
とりあえず、もうしばらくこのモヤモヤと向き合い続けようと思います。
あと1カ月くらいしたら急にやる気満々になっているかもしれないので(そうじゃないなら、もう仕方ないと思うし)、このブログを読んでくださっている方もご心配は無用です。

Dsc_1225

今週の花。手前からエリンジューム(静岡県)、モカラ(シンガポール)、ドラセナ(スリランカ)、カーネーション(コロンビア)だそうです。
前回はぎゅうぎゅうにしすぎたからすぐにしおれちゃったのかなと反省して、花瓶を分けてみました。
まだ先週の子も元気だから、家の中に花があふれてきている。
なんだか心が落ち着くね。

明日も幸せである様に♪

2022年12月30日 (金)

振り返り①

とりあえず今年中に納品する仕事はすべて手を離れたので、ここでいったん仕事納めとしようと思います。
「①」なんて書いちゃって、果たして②はあるのか?って感じだけど、まずは今年の仕事を振り返ってみます。

Dsc_0757

(今更だけどクリスマスケーキ。5号を2人で食べきったよ・・・)

今年は新たな方向性を模索し始めたけれど、いきなりうまくいくわけもなく七転八倒した年だった。
自分の実力不足を改めて痛感したり、メンタルの上下動に振り回されたり、体の痛みに苦しんだり。
悩みすぎて「やりたいことって何だ」から「生きるって何だ!」くらいまで迷走していた。……じゃなくて、今まさに迷走している。

スコア付けなら何も悩まず楽しいだけなのに。
夏の甲子園、まだスコア付けしています。全然終わらない……春になっちゃう……)

Photo_20221230122101

今年はこんな感じになりました。
リーディングが少ないなあ。途中で挫折した本(はここに含まれていません)が結構あるのがつらい。
そして、全体の仕事量も前年からだいぶ減ってしまった。「減ってもいい」と思っていたはずなのに、いざ減ると動揺しまくって新規開拓したりしている。ああ迷走。
とはいえ、不安を感じる収入になってきたのはたしかなので、来年は仕事量自体は落とさず、でも読む洋書の数は本当に増やしたい。来年の今頃、リーディングの年だったと言えるくらいに。
母数を増やさずしていい本に巡り会おうなんて虫のいい話はないんだから。

どんよりばかりで終わるのも何なので、最後にちょっと自慢。

20221230

自力でガントチャートもどきを作ったよ。めっちゃ頑張った!
来年はこれで案件管理するんだ。
条件付き書式に知らない関数をだいぶ盛り込んだので、エラーが出たらもう対処できないけどー。

明日も幸せである様に♪

2022年4月 1日 (金)

春は旅立ち

Dsc_0120_20220401103301

桜満開の3月31日。
くまぼぼにとっても大きな節目の日となりました。
11年近く続けてきた外仕事の最終出勤日だったのです。
オフィス自体の閉鎖という衝撃の理由で。
(以前のブログで書いた忘年会は、そのためのものでした)

会社勤めに向いていない私が(月に数日というイレギュラーな形とはいえ)これほど長く働き続けられたのは、社員をはじめとする同僚の皆さんのプロ意識とレベルの高さ、円滑な仕事のためのさまざまな工夫、そして会社の従業員ファーストな姿勢のおかげでした。
楽しかった思い出しか本当にありません。心からありがとうございました。

Dsc_0121_20220401103301

全員にとっての最終出勤日ということで、たくさんの方からこんなに色々いただきました。
11年ごときで「長い」って思っている私だけど、私より長く続けてきた人の方が多かったんじゃないかな。それだけ、(少なくとも残った人にとっては)あたたかくて居心地のいい職場だったんだと思う。
誰にとっても、この後進む道が輝くものでありますように。

***

一夜明けた今でも、寂しい気持ちがこみ上げてくる。

もう二度と、5時起きして名古屋に行くことはない。
一生続けられるとまでは思っていなかったけれど、まさかここで終わってしまうなんて想像もしていなかった。
皮肉なことに、終わるとわかってから会社の人と会話できるようになった。それまで名前さえ知ろうとしなかったのに。
話してみたら、いい人ばかりだった。休憩中まで仕事するんじゃなくて、もっと前から話しかけてみればよかったのかもしれない。でもきっと、区切りがなければいつまでも知らないままだったんだろう。

あと、今回は半年近くかけてじっくり別れを惜しむことができたけど、こんなこと滅多にないはず。
今目の前にいる人や自分の健康や仕事に対しても、雑に扱いがちだけど、いつか(おそらく突然)「旅立ちの日」が来ることを胸に留めておきたい。
ずっと会えていない人にも早く会わなくては。

明日も幸せである様に♪

2021年12月31日 (金)

振り返り②:メンタル回復策_1

この間も書いたけれど、今回はいつも以上にやばかった。
たくさんの方に助けてもらっていなかったら、今頃どうなっていたかと背筋がヒヤッとする。
改めて、本当に本当にありがとうございました。
落ち込んでいる間は何をしても抜け出せない気持ちになる。
でも実際には、試行錯誤する中で効果のあったものもたくさんあったので、備忘録も兼ねてここにまとめます(と思ったら終わらなかったので、来年に続きます)。
重ための話も含まれているので、心が弱っている方は読まないほうがいいかもです。

①心療内科への通院
1年半くらい前から毎月通っています。
もともとはコロナで仕事が激減した→焦って受けたトライアルで書類落ちしまくって鬱気味だったことで受診したんだけど、ついでにかねがね気になっていた診断を受けてみたところ、軽度のADHD(注意欠如・多動性障害)だとわかりました。(ちなみに注意欠如の傾向が強め)
これはもう超納得の診断結果でした。子供時代の行動から仕事のミスまで、心当たりがありすぎる。
というか、よくこの状況でチェッカーを仕事にしようと思った(どころか偉そうにチェッカーセミナーまで開いていた)ものだ。

今は、コンサータという症状を抑える薬(とその時々の不調に合わせた薬)を毎朝飲んでいます。
なお、この治療は国や自治体の補助が受けられます。私が住んでいる市では診察&投薬がすべて無料になるので、検討中の方は一度調べてみるといいかもしれません。

ついでながら、通院し始めるまで私は「心療内科」がわかっていませんでした。「精神科」をマイルドに表現したものだと思っていたくらいで。
最近調べて知ったんだけど、全然別物です(以下はあくまで私の理解です)。
例えば鬱病の場合、深刻な鬱病によって自殺しそうな患者を医療・生活環境・学校(会社)などさまざまな面から解決しようとするのが、精神科。
一方、心療内科の目的は、鬱病が原因で起こる体の不調・病気を治すこと。心療「内科」なので、風邪薬も花粉症の薬も出ます。
私の場合はたまたま心療内科で合っていたんだけど、そうじゃないことも多いようなのでご注意ください。(本当に違う科を受診していてそれが問題という場合は、紹介状を書いてもらえるはずだけど)

主目的はADHDだけど、心の落ち込みが大きいなど別の症状が出たときは安定剤を出してもらえたりする。定期的に血液検査もあって、効果や副作用を確認してもらえるのも安心。
診察自体は短くて、私にとって悩みを聞いてもらえる場所ではない(心療内科なので)。でも、定期的に診察されているというだけで「最悪なことにはならないはず」という安心につながっていると思う。

②カウンセリング
これは今年の夏から始めました。
どん底まで落ち込んでいたときに、翻訳関係の先輩が「こういうのがあるよ」と教えてくれて。
私が利用しているのはこちら→cotree。他にもいろいろなところがあるようです。
直接出向くだけじゃなくて、オンラインや電話での相談、テキストメッセージの往復など、お好みの相談方法が選べます。
カウンセラーさんも大勢いらっしゃって、cotreeではマッチング診断で自分に合いそうな方を選ぶこともできました。
一度でやめてもいいし、何度も続けてもOK。私は月1回話を聞いてもらっています。
やっぱり、家族や友達に聞いてもらうのとはまったく違うんだよねえ。これぞプロ、という感じ。
自分1人でどこまでも落ち込んだり考えすぎたりしていた問題をひたすら聞いてくれて、最後に別の角度からアドバイスをいただける。それだけで、毎回本当に目が開かれます。
このカウンセラーさんがいらっしゃらなかったら、私本当に今年を乗り切れなかったかもしれない。

この後の対策の中には、このカウンセラーさんからいただいたアドバイスをもとにしたものも多いです。

③整骨院への通院
もともとはバドミントンで痛めた親指の治療から始まったんだけど、もうラケットを振っても痛くないのに(単に慢性化しました)週1回通い続けています。
心が弱ってきていると体もこわばりやすくなるし、逆もそうみたいで。
週に1回というペースはちょうどいいような気がする。今は手首中心に全身を診てもらっています。
あと、人と話す日が週ゼロにならないというのも地味にいいのかも。

④鍼灸院への通院
いろいろ行っているなあって感じですが。
もともとこれ以外にアロママッサージや姿勢矯正や整体なども試しまくったんだけど、続いているのはここだけ。月1回程度通っています。
90分コースのうち30分近くはカウンセリング(私がしゃべりすぎているだけかもしれない)で、この時点でもうかなり心は落ち着いている。
末端の冷えか胃腸の不調か肺機能の低下のどれか+全身&頭の凝り+美顔という感じ。美顔は欲張っているだけです。
整骨院もだけど、終わった後で「めっちゃ良くなった―!」という感覚があるわけではないけれど、現状維持には相当役立っている気がする。

⑤美容院のヘッドスパ
ちょっとこの人、めちゃくちゃ自己投資しまくってますよー。恥ずかしくなってきた。
ここは、10年近く通っていた美容師さんが独立して始めたお店で、強めのヘッドスパが売り。
お値段も張るしちょっと遠いので頻繁には通えないけれど、2~3カ月に1回程度すっきりしています。贅沢したぜー!という感覚もまたよし。

⑥ノートに吐き出す
Dsc_0967

先日、某雲の上の先輩とお揃いだったことが判明したから調子に乗っているからではなく、いや乗っているんだけど、これは絶対に書くつもりだったんだ。
去年から、ラダイトのウィークリープランナーを使い始めた。

Dsc_0973

中はこんな感じ。もう線を引いちゃってるけど、左はバーチカル、右側にto doと自由記入欄がある。
これは予定管理ではなく、今日の自分を振り返るために書き始めたものだった。
自覚している以上にテンパっていたり怒っていたり体調が悪かったりということが多いので、そのときにしていることと心と体の状態を記録したら見えてくることがあるのではないか、と。
はっきり言って、続く自信はゼロだった。日記も続いたことのない私が、こんなのできるはずがない。
でも「3日坊主の数だけ人は成長する」という言葉を信じている私は、とにかく手を出してみたのである。
そしたら、まさかの3冊目。

20211230192315

9月頃、仕事がめっちゃやばかった頃。

20211230192150

先週。起床時間からして全然違うけど、何より違うのが配色。
大雑把に↓こんな風に色分けしているのです。
・青:仕事
・黄色:生きるために必要な行動(家事や食事など)
・赤:勉強など
・緑:自分を大切にするための時間(まさにこの記事に書いていること!)
・黄緑:リラックマ時間。ゲームとかも……。

青の多さに達成感を抱いたり、仕事が進まなくて自分を責めそうになったときに黄色の多さを見て「じゃあ仕方ないか」と慰めたりしている。赤の少なさにがっくりしたり。一目でわかるのがなんだか嬉しい。
その場ですぐに記録するというところまでは習慣化できていない(夜まとめて付けている)ので、予定よりは「体と心の状態」は記録できていないけれど、あまり無理はしないことにしている。
あと、右側のページ(特にto do欄)がさっぱり使いこなせないけど、これもまあ追々……。
ただ、自由記入欄にはいろいろ書いています。
カウンセラーさんからいただいたアドバイスに従って、「夫の尊敬ポイントを毎日挙げる」を試したこともあった。今読み返したら「疲れて帰ってきても、私みたいに八つ当たりで怒ったりしない。ちゃんと穏やか。すごい!」って書いている日がある。レベル低い……。
1日3個ずつ「よかったこと」を書いたこともあった。無理矢理にでも絞り出すと見つかるんだよねえ。世の中感謝することばかりのように思えてきて、これもやってみてよかったと思う。
ノートを付け始めてから、少し気持ちよく1日を終えられるようになったかも。
本当に、なんでこんな面倒くさそうな行動が続いているのか謎だけど。色塗りが楽しいのかな(子供)。

そろそろ長い……?実はまだかなりあるので、年をまたぎましょうかね。

年の瀬ぎりぎりまで家族関連の問題でドッタンバッタンしています。

Dsc_0972

そのおかげで、大晦日に妹と会えました。おやつ納め!

皆さん、今年はどんな年でしたか?
来年もいい年になりますように。
今から残りの家計簿を付けるぞーーー!

2021年12月26日 (日)

振り返り①

おかげさまで、無事に最終納品まで終わりました。ほっ。
今年は4冊(正確には3.2冊くらい)と、数年前には考えられないくらいの本を訳しました。
書籍翻訳が遠い夢だったときには想像もしなかったことが起きて、いろいろ考えるきっかけにもなりました。

20211226

今年からこんな記録も付けてみたよ。(まだ仕事が残っているから暫定だけど)
これが多いのか少ないのか、速いのか遅いのかはわからないけれど、自分の中ではかなり頑張ったと思う……!
【12/28追記】いくら何でも書籍翻訳の速度が遅すぎる気がしていたんだけど、さっきExcelの計算式を間違えていたことに気づきました。とはいえ300ワード弱だけど。今年の仕事がすべて終わったら画像ごと差し替えます。
なのに収入はここ数年激減し続けているのが切ないけど。
この記録は来年以降も続けてみようと思います。
リーディングの記録も一緒に載せておけばよかった、と今気づいた。失敗!

Dsc_0949_rev

そして、今年はこの2冊が出版に至りました。
どちらもダイレクト出版さんからの出版です。書店やAmazonなどでは購入できず、私自身もあまり買えないこともあり、宣伝や献本ができないのですが・・・。
せっかく頑張って訳したので、せめてお披露目だけでも!
余裕ができたら、それぞれの内容も紹介したいと思います。

***

また、2019年頃から少しずつ翻訳させていただいている記事、どうも紹介し忘れているものがありそうなので、改めてこちらにまとめます。

Forbes JAPANの各記事

OCEANSの各記事

ほんの3年くらい前には仕事の9割がチェックなんですよねえ、と言っていたことを思えば、ずいぶん遠くに来たものです。
来年もいい年になりますように!

2021年6月28日 (月)

今年もむにゃ

あ、これブログに書こうかな。
明日のブログのネタになりそうだな。
と頭に浮かんでも、なかなか毎日ブログの再開にはつながらない。一度途切れた習慣を取り戻すのって本当に難しいなあ。

というわけでご無沙汰しています。
あんまり元気じゃないですが、日々暮らしています。
おかげさまで再びご依頼もたくさんいただけるようになって、あとは私の指10本の頑張り次第です(真顔)。

Seminar_20210622

そういえば、先日こんなセミナーを開催しました。
初めての企業様で、しかも単なるツールの使い方じゃなくて社内の翻訳フロー改善への提言も盛り込んでほしいというリクエストだったのでプレッシャーも大きかったですが、ご満足いただけたようでほっとしました。
秋以降、正規表現に特化した第2回も開催する予定。どきどき。

Dsc_0828

そんな今日は、フリーランス11周年。
いい意味でも悪い意味でも、11年分歳をとりました。
始めた頃に持っていた謎の無敵感はとっくになくなって、あれもできてない、これもできてない、むしろ下手になったと嘆くことのほうが多い。
でも最近ようやく、英単語じゃなくて著者の言いたいことに耳を傾けられるようになってきた気がする。ようやく!!!
上手く訳してやったぜ!じゃなくて、あなたの言いたいことをお届けできたと思いますう、みたいな(伝われーーーー)。

火事場の馬鹿力は出せなくなってきたけど、その分、日々コツコツの世界に(入らざるを得ないから)入りつつある。
SNSは用事のあるときしか見ることすらしなくなったけど、これはどう考えてもいい変化だからこのまま行く。
パソコンで完結させていたスケジュール管理やテンプレートの一部を紙(ポストイット)に変更したらすごくいい。これは余裕があったらそのうち書きますー。
無敵だと思っていた両手首を完全に痛めてキーボード入力も辛くなってきたけど、ケアを見直すきっかけになったと思うことにする。
そして、いつでも昼まで眠っていられた私が、最近5時過ぎに目が覚めちゃうようになったのは、………えーっと。規則正しい生活を身につけつつあるのだと思うことにする!

歳をとって変わることも変わらないこともあるけれど、これからも手漕ぎの船で進みます。
12年目のくまぼぼもどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

より以前の記事一覧

2025年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30